劇場公開日 1971年12月18日

「七作目 ボンドカーは月面車」007/ダイヤモンドは永遠に Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5七作目 ボンドカーは月面車

2015年4月5日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

楽しい

興奮

総合65点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:65点|音楽:70点 )

 前作「女王陛下の007」の異色版が終わり、第七作目はショーン・コネリーと娯楽要素の強い演出が戻ってきた。
 敵から逃走するのは月面車を使うというわけのわからなさがあるし、水着姿など露出と口数の多いボンドの相手役女優は軽機関銃を撃った反動で海に落ちるし、活劇の迫力というよりも喜劇色がより濃くて楽しませる方向に舵を切ってきている。月面車の後はマスタングによる派手な逃走劇があるが、こちらはMI6の用意したものではなく、特殊装備は何もなし。宇宙とレーザーの特撮は時代なりの出来映えで良くはない。全体としては007の中では特に目立つ作品ではないが、たいした緊張感をもたずに気楽に楽しめる娯楽作品にまとまっている。

コメントする
Cape God