劇場公開日 1978年6月30日

「大ヒット=名作か?」スター・ウォーズ 西から昇ったお日様はさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0大ヒット=名作か?

2023年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

JAWSを観て以来、大ヒットして世間が騒いでいれば良い作品なんだろうと思っていました。
そんな安易な考え方を見事に覆してくれたのが此の作品です。
内容はターザンとお姫様と海賊船長とデカいぬいぐるみが大暴れしている様なものでして、当時既に小学生だった自分には内容が幼過ぎてついてゆけませんでした。
又、帝国軍は自分たちが悪者であるということを自覚しながら戦争をしているという不思議な世界です。
自分たちの事をデス・スターとか暗黒卿のダース・ベイダーであるとか名前からして悪党です。
これって敵側が罵る意味でのあだ名なのなら違和感はなかったのですが、自分たちが暗黒のデス・スターって言いながら戦っているんだなんて重度の自虐症の軍隊なのだと思いながら鑑賞しておりました。
でも、今となっては、この作品が如何に幼稚な内容だったとしてもシリーズ史上最高の作品です。
しっかりとした内容で、途中笑える場面が何度もあり、映画全体を通して気品に満ちております。特にジョン・ウィリアムズの音楽は勇気と感動と気品に溢れておりました。当時多くの監督たちが此の音楽が欲しくて嫉妬していた事も痛いほど分かりました。又、1話完結で、70年代らしくラストも豪快に終わってくれます。

西から昇ったお日様は