サボテンの花

劇場公開日:

解説

中年の歯医者がくりひろげる恋のトラブルを描いたシチュエーション・コメディ。監督は「おかしな二人」のジーン・サックス。脚本は「アパートの鍵貸します」のI・A・L・ダイアモンド、撮影は「暗くなるまで待って」のチャールズ・ラング、音楽を「愛は心に深く」のクインシー・ジョーンズがそれぞれ担当している。製作は1969年の最優秀製作者賞を得たマイク・J・フランコヴィッチ。出演は「おかしな二人」のウォルター・マッソー、「黄色いロールスロイス」のイングリッド・バーグマン、新人のゴルディ・ホーン、ジャック・ウェストン、リック・レンツ、ヴィト・スコッティなど。テクニカラー、スタンダード。1969年作品。

1969年製作/アメリカ
原題:Cactus Flower
配給:コロムビア
劇場公開日:1969年12月20日

ストーリー

ジュリアン(ウォルター・マッソー)はニューヨークに診療所を構える独身中年の歯医者。恋人のトニ(ゴルディ・ホーン)には、妻子があると嘘をついていた。だが、そのためにトニは自殺をはかり、隣人の青年イゴール(リック・レンツ)に助けられた。それを知ったジュリアンは、トニが急に愛しくなり、「結婚したい」と告げた。だがここで、彼はまたもや嘘をつかねばならなくなった。トニが「奥さんと話をしたい」と言いだしたからだ。一計を案じたジュリアンは、助手の看護婦(イングリット・バーグマン)を妻に仕立てあげ、トニに会わせた。そして、「妻は浮気者だ」と彼女に告げるのだった。その言葉のため、またもや嘘の上塗りをしなければならないはめになってしまい、患者で親友のハーベー(ジャック・ウェストン)を浮気の相手にして、ゴーゴーのディスコテックで4人が会う手はずをととのえた。しかし、彼の策略にもかかわらず、トニはなかなか良い返事をしない。ついに業を煮やしたジュリアンはミンクのストールをトニに贈り、結婚を承知させようとした。だがトニは、それをジュリアンの名でステファニーに贈ってしまった。喜んだステファニーは、さっそくその夜、ミンクのストールを身につけ、患者の1人サンチェス(ヴィト・スコッティ)と例のディスコテックに踊りに行った。そこで、この事件の関係者全員がバッチリはち合わせ。当然のごとくここで一騒動がもちあがり、ステファニーはトニに、真実を伝えてしまった。その翌朝、昨晩のバカ騒ぎと酔いがさめないまま、病院に出て来たジュリアンは、以外にもステファニーに恋情を打明けた。喜ぶステファニー。2人のそばには、遅そ咲きの恋を祝うかのごとく、サボテンがみごとに花開いていた。(コロンビア配給*1時間43分)

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第27回 ゴールデングローブ賞(1970年)

受賞

最優秀助演女優賞 ゴールディ・ホーン

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) イングリッド・バーグマン
最優秀主題歌賞
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映画レビュー

3.0嘘を嘘で固めると徐々にほころびが・・・という雰囲気のコメディ。

2021年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 もし結婚することになっても診療所で働いてるステファニーを見たら嘘がバレるはずなのに。などと考えてみると、やっぱり嘘はつくべきではななかったと。不倫やフリーセックスが市民権を得ていた時代背景だから成り立つストーリーなんだろうけど、トニーの考え方も当時の現代っ子ぶりを象徴していたのかな。

 イングリッド・バーグマンがオールドミスを演じているのだけど、登場人物がバーではち合わせたところが笑える。夫と恋人と現在の恋人と未来の恋人と一緒にいる!ゴールディ・ホーンが驚く。

 結末は年齢的なこともあって見えてるんだけど、イングリッド・バーグマンの魅力が全てをまとめてくれたのかなぁ。診療所に置き忘れた花の咲いたサボテンが2人を結びつけたんだろうけど・・・それにしても女性2人のヘンテコなダンスは良かった。

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kossy

3.5バーグマン、ゴールディホーン共演

2018年5月9日
Androidアプリから投稿

円熟のイングリッドバーグマンの野暮ったいおばさん演技に驚く。
ゴールディホーンは、おキャンなおばさんのイメージなのだが、若い頃はこんなんだったんですか。かわいくて賑やかですな。
ウオルターマッソーの相変わらずのフラフラした演技。イラッとしますが、それだけの名優ということですね。

メロドラマの一歩手前のコメディ。

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osan
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