ザッツ・エンタテインメント PART2

劇場公開日:

解説

今回は前作に収録しきれなかったミュージカル・ナンバーが披露されるだけでなく、コメディやドラマからの名場面が拾われている。製作はソール・チャップリンとダニエル・メルニック、追加場面監督はジーン・ケリー、ナレーション台本はレオナード・ガーシュ、タイトル・デザインはソール・バス、音楽編曲はネルソン・リドル、追加作詞はハワード・ディーツとソール・チャップリン、撮影はジョージ・フォルシー、編集はバド・フリージェンとデイヴィッド・ブリューイット、製作デザインはジョン・デ・キュアが各々担当。司会はフレッド・アステアとジーン・ケリーの2人。日本語版監修は高瀬鎮夫。パートカラー、70ミリ。1976年作品。

1976年製作/133分/アメリカ
原題:That's Entertainment Part 2
配給:CIC
劇場公開日:1977年2月26日

ストーリー

ソール・バスの楽しいタイトル・デザインで始まり、フレッド・アステアとジーン・ケリーの案内で登場するのは、29年から58年までの映画68本のハイライト・シーンと98人の懐かしい大スター達。先ずはアステアとジャック・ブキャナンが歌い踊る「バンド・ワゴン」から「ザッツ・エンタテイメント」。ジーン・ケリーのデビュー作「For me and my gal」、共演はジュディ・ガーランド、タップダンスはエリノア・パウテルの「Lady be good」。「踊るブロードウェイ」ではロバート・テイラーも歌い、「奥様は顔が二つ」ではグレタ・ガルボの初の踊り。「リリー」でレスリー・キャロンが指人形とデュエットし、「踊る海賊」ではピエロに扮したケリーとガーランドが歌います。さてここで一息、マルクス兄弟がみせるギャグは小さな船室に次から次と来訪者。果して何人入ったか? 数えて下さい。続いて「絹の靴下」からアステアとシド・チャーリスの踊り、「Lovely to look at」ではキャスリン・グレイソン歌う「煙が目にしみる」にのって、マージとガワー・チャンピオンの華麗な舞い。そして「イースター・パレード」でのアステアとガーランドのデュエット。「虹の都へ」でビング・クロスビー歌う「テンプテーション」や、「Listen darling」でデビューの可愛いガーランドも登場。「ニュー・ムーン」ではジャネット・マクドナルドとネルソン・エディが「恋人よ我に帰れ」を謳い上げ、「Girl crazy」でガーランドとミッキー・ルーニーが、トミー・ドーシー楽団と仲良く競演。二息めは、ハリウッド伝説のパイ投げ名シーン集。そしてドタバタ喜劇のローレルとハーディの名場面集と、アボットとコステロのおふざけ。笑いの後は、ケリーとデビー・レイノルズ、ドナルド・オコーナーが歌う「雨に唄えば」より「グッドモーニング」。そして名子役マーガレット・オブライエンにガーランドが聞かせる「若草の頃」。また「情欲の悪魔」ではジェームス・キャグニーと共演したドリス・デイの哀切の歌。フランク・シナトラは、「Till the clouds roll by」より「オールマン・リバー」。「錨を上げて」でケリーと、「下町天国」ではジミー・デュランテと、「上流社会」ではグレース・ケリーとお相手を。さらに彼の出演作から1シーンずつ。「人が来て、人が去る--それだけの事だ」。ルイス・ストーンの「グランド・ホテル」での名台詞。あのジーン・ハーローの顔もみえます。「風と共に去りぬ」からクラーク・ゲーブルの名場面も。ジョニー・ワイズミュラーのあの雄哮びはもちろん「類猿人ターザン」。次はパリの魅惑の作品集。「メリー・ウイドウ」ではモーリス・シュバリエが、「巴里のアメリカ人」ではケリーとキャロンが愛のデュエット。続いて、スペンサー・トレーシーとキャサリン・ヘップバーン集。さらに「上流社会」でクロスビーとルイ・アームストロングの名シーンが続く。そして再びケリーとアステアの2人だけの舞台。唄い終った2人は固く手を握り合う。(CIC配給2時間)

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0これも保存版に・・・

2022年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 1ではドキュメンタリー風の進行だったけど、今回はジーン・ケリーとフレッド・アステアがミュージカル調で紹介していくという斬新さ。

 前回でも紹介されていたエレノア・パウエルのタップが素敵。しかし、有名なシーンを前回で出し尽くしたためか、意外なシーンを集めたり、語りで面白くしようしたり、と努力のあとが見うけられる。しかし、知らない映画ばかりでも、こんなに楽しく見せてくれるってのはすごいですね~全部見たくなります。

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kossy

5.0映画ファンの為の宝箱❗

2019年11月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

何度観たことか。全編見所ばかり(ハリウッドミュージカル黄金時代のハイライトシーン集だから当たり前ですけど)。とことん観るものを楽しませようというハリウッドのエンタメ魂がここに❗

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もーさん
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