劇場公開日 2022年8月19日

「29年前と変わらず!フルーツのように新鮮で水々しい!」恋する惑星 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

4.529年前と変わらず!フルーツのように新鮮で水々しい!

2023年3月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

驚きました。
新鮮な果物や野菜のように採りたてのみずみずしさがそのままでした。
映画ってスゴイ!!
色褪せないんだ!!
1994年(香港)
監督:ウォン・カーヴォイ
撮影:クリストファー・ドイル。
挿入曲
『夢のカリフォルニア』ママス&パパス
『夢中人』フェイ・ウォン

もう懐かしくて・・・
そして当時と同じ感動を貰えました。
まさか2022年に4kレストア版で生まれ変わるとは。
金城武もトニー・レオンも、思い出の中の彼らは、
まるでタイムカプセルで30年間冷凍されてて、今生き返ったように、
まったく同じ姿で蘇りました。

「夢のカリフォルニア」
ママス&パパスのこの曲は、いつでもどこでも彼方の夢の土地。
憧れの地・・・そのもの。

金城武。
パイナップルを食べるシーン。
サラダ(と言ってもかなりのボリューム)
食べるシーン多かったですね。
金髪のアサシン役のブリジット・リン。
本当に美女なのかサングラスを外さないと不明です。
でも誕生日のメッセージ・・・粋でしたね。

そしてトニー・レオン。
なぜか彼は白いブリーフ姿が多いんですね。
白のタンクトップに白いブリーフ。
「ブエノスアイレス」「花様年華」「グランドマスター」
と、ウォン監督の良き相棒。
1990年〜2000年代は香港映画の時代でした。
勢いがあった。面白かった。
「インファナル・アフェア」は「ディパーテッド」にリメイクされています。
私の青春時代はトニー・レオンと共にあった。
それほど鮮烈です。

ボーイッシュな、
映画史上一番のボーイッシュはこの人フェイ・ウォン。
結局一年間かけて、トニー・レオンを完全に虜にする。
待つことと待たせること。
それが恋愛の上級者のテクニック!!
フェイを演じるフェイ・ウォンは、映画で流れる「夢中人」を
伸びやかな声で歌い魅了します。

恋する気持ち。
それをこれほど映像に刻んだ映画はそんなにはないでしょう。
クリストファー・ドイルのカメラも、
揺れる・・ボヤける・・滲む・・カメラが走ってる。
なんかメチャイケてましたね。

琥珀糖
NOBUさんのコメント
2023年3月30日

今晩は。
 年度末でバタバタしており、レスポンスが悪くて申し訳ありません。
 ウォン・カーウァイ監督作品は、年代的に劇場で観た事はありませんが、今年、コロナ禍ゆえに新作が出なかった際にリバイバル上映された意義は大きいですね。
 彼の監督の色彩感覚(私にとっては赤、丹の使い方)や、クリストファー・ドイルの手持ちカメラに要る躍動感溢れる夜間の映像は、矢張り新鮮ですし、影響を受けた監督は多いだろうな、と思いましたね。では。
 あと、20年働いて、ゆっくりとこの監督の作品を観たいですね。(どーも、私の事をレビューから老成した男と思っている方が多いようですが、バリバリの現役です・・。)

NOBU
いぱねまさんのコメント
2023年3月16日

再度、ありがとうございます

"少年の君"、何かのラジオ番組で題名だけ覚えていました
機会があれば観賞したいと思っております
ありがとうございました

いぱねま
いぱねまさんのコメント
2023年3月15日

失礼します

私の駄文にお付合い頂き、本当に感謝しており、同時に恐縮しております

貴殿のレビューに心癒されております ありがとうございます

この作品は、ホントに仰る通り、瑞々しいですよね この時代に作品を鑑賞したかったです 多分、ミニシアターブームの先駆けですので、時代の最先端を体現できたのでしょうね もしかたら聖地巡礼したかもしれませんw

こんなルックの作品、今現在はあるんでしょうか?・・・

いぱねま
talismanさんのコメント
2023年3月14日

アンディ・ラウには「追龍」で初めて出会い、映画そのものも大好きで10回以上映画館に通いつめました。それから(ジャッキーとか少林サッカーではない)香港映画を見るようになり、トニー・レオンに出会ったのでした。私もトニー派💕

talisman
talismanさんのコメント
2023年3月14日

瑞々しい、確かに!

talisman