劇場公開日 1985年6月8日

「米国の中に残る中世農村の世界」刑事ジョン・ブック 目撃者 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5米国の中に残る中世農村の世界

2018年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

総合:65点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 犯罪映画としての主人公の捜査と戦いが出てくるのかと思いきや、むしろそこから逃れて近代文明から離れたアーミッシュの村で牧歌的な生活に触れることが話の多くを占める。
 しかしせっかく冒頭で可愛らしさを見せた犯罪の証人でもある重要登場人物の少年は、村ではあまり存在感を示せず使い方がもったいない。アーミッシュの村での生活と刑事と母親との関係が主流になってくると、どうしても犯罪の話がおざなりにもなる。また同僚刑事が1人でどうなったのか、犯罪のその後の結末がどうなったのかも描写されない。その意味では何かと中途半端なところが多くなってしまった。

コメントする
Cape God