劇場公開日 1980年4月5日

「夫妻のトラブル」クレイマー、クレイマー ハットコックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0夫妻のトラブル

2015年7月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

どう表現すれば良いのでしょう。これは観る年齢、あるいはその時の自分の状況によって見方が大きく変わる作品だと思います。仕事ばかりに熱中し、家族のことは少しも考えたことのなかった父親(ダスティン・ホフマン)。彼の妻(メリル・ストリープ)は、ついに息子を置いて出て行ってしまいます。そして、今まで経験したことのなかった"育児"と"家事"を強いられることに…。
父子が徐々に心を通わせ、本当の愛を知ったホフマンの前に突如現れるストリープ。彼女の目的とは!?
なんかサスペンス風な書き方になってしまいましたが、要はこんな感じです。子役の演技がとても説得力があり、中立の立場(つまり夫妻の間で起きたトラブルを見守る傍観者として)で観ることができたり。時には父に、時には妻に感情移入をしてしまう場面もチラホラ。あの有名なフレンチトーストの調理シーンが、とても印象的です。

ハットコック