グランドゼロ

解説

1950年代にオーストラリアで行われたイギリスの核実験の謎を追う男の戦いを描いた、ポリティカル・アクション。エグゼクティヴ・プロデューサーはケント・ラヴェル、ジョン・カーニー、デニス・ライト、監督は製作も兼ねる“Moving Out”(82・未公開)のマイケル・パティンソンと本作がデビューとなるブルース・マイルスの共同、脚本はマック・グジョンとジャン・サルディ、撮影はスティーヴ・ドブソン、音楽はトム・バーラーが担当。出演はコリン・フリールズ、ジャック・トンプソンほか。

1988年製作/アメリカ・オーストラリア合作
原題:Ground Zero

ストーリー

オーストラリア。CFカメラマンのハーヴィー・デントン(コリン・フリールズ)の身に奇妙な出来事が起きる。留守番電話には謎の男の声、訳も分からず当局の連中に脅かされる等々。安全保障情報局に乗り込んだ彼は、諜報部員トレビルコック(ジャック・トンプソン)から、ハーヴィーの父は1954年にイギリスによる核実験で被爆、その死体が発見されたことを教えられる。記録映画のカメラマンであった父は核実験に関する機密をカメラに収めており、何者かによって殺されたらしい。父の死の謎が隠されたフィルムを追って、ハーヴィーは核実験が行われたマラリンガ近郊へ向かう。ハーヴィーはマラリンガで留守番電話のメッセージの主、元英国兵プロスパー(ドナルド・プレザンス)と出会い、彼の案内で“爆心地”へ。そこで、ついに父のフィルムが発見される。

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