劇場公開日 1963年10月26日

「緊張感とサスペンス」奇跡の人(1962) 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0緊張感とサスペンス

2024年1月21日
PCから投稿

ケラーさんとサリバン先生だから最後は上手くゆくことはわかっていながら、ではどのように上手くやってゆくのかという倒叙的視点で観ると実にサスペンスな演出方針です。
そのサスペンスにサリバン先生の幼少時代の回想が効果的に挟まれて、作品に緩急をつけドラマチックに貢献しています。
感動物語ではありますが、その手の作品に似合わないモノクロでソリッドな映像が秀逸でした。

越後屋