カウチ・イン・ニューヨーク

劇場公開日:

解説

ニューヨークの超エリート精神分析医と、パリに住むお人好しのダンサーの卵がアパートを交換したことから起こる騒動と恋を描く、風刺の効いたロマンチック・コメディ。監督は「ゴールデン・エイティーズ」「アメリカン・ストーリーズ/食事・家族・哲学」のシャンタル・アケルマン。製作は「オーソン・ウェルズ/イッツ・オール・トゥルー」のレジーヌ・コンキエとジャン=リュック・オルミエール。主演は「スモーク」のウィリアム・ハートと「トリコロール/青の愛」のジュリエット・ビノシュ。

1990年製作/107分/フランス・ドイツ・ベルギー合作
原題:A Couch in New York/Un divan New York
配給:シネセゾン=東北新社
劇場公開日:1996年7月6日

ストーリー

ニューヨーク。五番街に立派なオフィス兼住居を構える精神分析医のヘンリー(ウィリアム・ハート)は気分転換にパリ行きを思い立ち、パリの新聞にアパート交換の広告を出す。それに応じたのがダンサーの卵ベアトリス(ジュリエット・ビノシュ)。こうして彼はパリ、彼女はニューヨークの暮らしが始まる。ニューヨークではヘンリーの留守にもかかわらず患者が押しかけ、お人好しの彼女が断りきれずに話を聞いてやると、皆そろってそれだけで元気に。一方パリのヘンリーはベアトリスに恋する青年たちの電話や手紙に悩まされ、直接押しかけてくる者に精神分析をしてやる始末。辟易したヘンリーが帰宅すると、今では“ベアトリス先生”の秘書気取りの彼女の友人アン(ステファニー・バトル)に追い返され、ブルックリンに住むデニス(ポール・ギルフォイル)の家に転がり込む。翌日、ジョン・ワイヤーという偽名を使った予約で、患者を装って自宅に戻った彼は、飼犬がすっかり元気で、植木も見違えるほど繁っているのに驚く。一方彼女のほうも一言も口をきかないこの謎の患者に困惑、それでも二人は翌日にもう一度会う約束をした。ヘンリーの婚約者リズベス(バーバラ・ギャリック)がベアトリスを彼の新しい同棲相手と勘違いして、犬を無理やり連れだす一幕も。ヘンリーは彼女に恋をし、彼女もジョンと、そして未だ会っていないヘンリーに恋を感じはじめていた。だがどちらも告白しないうち、ベアトリスがパリに戻ることに。ヘンリーは彼女に会うためパリ行きの航空券を入手するが、それはベアトリスの乗り遅れたキャンセル席だった。彼女は次の便でパリへ。自分のアパートに着いた彼女は、ジョンが実はヘンリーだったと知り、二人は抱き合う。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0ナイト・アンド・デイ

2019年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 NYのアパートではベアトリスの元へ次々と患者が訪れるが、適当なセラピーによって皆満足していく。友人の忠告で「フーム」と「イエス」だけで対応するところが笑える。秘書までつけて彼女のセラピーは大繁盛。

 パリではベアトリスの恋人が訪れるが、ハリストンが心理療法によって解決するが、水道漏れなど災難続きのため急遽NYに戻る。咄嗟のことにジョン・ワイアーと名乗り、彼女の患者になってしまうが、やがて恋に落ちるが、ベアトリスの部屋に住み秘密を知っているので、自分の正体を明かせなくなってしまう。相手にも“愛してる”と言わせないと正体を・・・

 すれ違いのスリリングなクライマックスと、パリのアパートでの再会、「ナイト・アンド・デイ」が心優しく響く。

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kossy

5.0ワイヤー

2018年4月19日
スマートフォンから投稿

楽しい

単純

幸せ

とても可愛い作品。ジュリエットビノシュの魅力全開。ウィリアムハートもこの役にぴったり。それぞれの親友のキャラがとても良かった。ともだちはよいものだ。

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