劇場公開日 1990年4月6日

「天才の妙義。これが映画だ。」ウディ・アレンの重罪と軽罪 きねまっきいさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0天才の妙義。これが映画だ。

2023年1月23日
iPhoneアプリから投稿

シーン転換の度に観客の思惑を裏切り、
これ以上無い面白さで物語を転がす妙義。
何処か凡庸な不倫譚ゆえに安心して身を委ねられるから、
微量な捻り部分にこそ特異なテーマが浮かび上がる作劇の新味。
最難題の尻切れトンボを軽みで納める天才。
これが映画だ。

きねまっきい