劇場公開日 1996年12月7日

「20年ぶりの襲来に備えて…」インデペンデンス・デイ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.020年ぶりの襲来に備えて…

2016年7月9日
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鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波、CS/BS/ケーブル、映画館

楽しい

単純

興奮

久々に鑑賞。
当時、馬鹿みたいにこの映画にハマった。
ゴジラやドラえもんやドラゴンボールから離れ、ハリウッド映画を見始めた頃。
その前に「ジュラシック・パーク」も見てたけど、いわゆる“ハリウッドSFX超大作”の洗礼を受けたのはこの作品。
日本映画とは比べ物にならない迫力とスケールにすっかり魅了された。
これが、ハリウッドと言うものか…!

今見ると、ツッコミ所やご都合主義のオンパレード、ある意味最強のお馬鹿映画でもある。
月に接近するまであんな馬鹿デカい宇宙船気付かなかったんかい!
理想的な大統領、天才的な技術者、カッコよく活躍するパイロット、その恋人や家族たち、嫌みな国防長官…登場キャラはステレオタイプ。
あれほどの攻撃力と防御力を誇るのに、コンピューター・ウィルスやミサイル攻撃であっさり打破。
しびれた演説も今聞くと結構クサい。人類の独立記念日って…。
挙げたらキリないけど、一番は、ドイツ人監督が何故か描くアメリカ万歳の謎…。

まあでも、いちいち気にしてもしょうがない。
だってこれは、エメさんムービー。
ツッコミ所があってこそ。
それに、何だかんだ言っても久し振りに見ても面白かった。
巨大宇宙船の影が都市を覆っていくゾクゾク感。
カウントダウン~攻撃開始のハラハラ、スリル。
エイリアンに遭遇してもビビるどころか一発ぶん殴るウィル・スミス演じるスティーヴン大尉の痛快さ。
また、CGだけじゃなく、ミニチュアなどの特撮も使用されているのが愛しい。(日本のお家芸と思ってた特撮がこれほどのレベルで使用され、樋口監督は嫉妬したとか)
その後さらに破壊に磨きをかけていくが、やっぱり本作がエメさん最高作。

今冷静に見ると3.5辺りが妥当なんだけど、ひたすら楽しんで見たあの頃を思い出してまた楽しんで見たので、4。

そして、20年後…

近大