イン&アウト

劇場公開日:

解説

教え子のオスカーを受賞した人気スターにゲイだと公表された英語教師が巻き込まれる騒動を描いたコメディ。トム・ハンクスが「フィラデルフィア」(93)でアカデミー主演男優賞を受賞した際、スピーチでゲイである恩師に感謝した実話を基に、「ジェフリー!」で知られる劇作家としても著名な脚本家ポール・ラドニック(ちなみに彼自身はゲイを公表)が脚本を執筆、監督には「ハウスシッター 結婚願望」のフランク・オズがあたった。製作は「身代金」のスコット・ルーディンで、製作総指揮も同作のアダム・シュローダー。撮影は本作が撮影監督デビューとなるロブ・ハーン。音楽は「ジャングル・ジョージ」のマーク・シャイマン。美術は「バリー・リンドン」「英国万歳!」のケン・アダム。衣裳は「沈黙のジェラシー」のアン・ロス。編集はダン・ハンリーとジョン・ジンプソン。出演は「アイス・ストーム」のケヴィン・クライン、「あなたに逢いたくて」のジョーン・キューザック、「アルビノ・アリゲーター」のマット・ディロン、「ミスター・ベースボール」のトム・セレック、「ボディガード」のデビー・レイノルズ、「ハード・ターゲット」のウィルフォード・ブリムリーほか。

1997年製作/90分/アメリカ
原題:In & Out
配給:ギャガ・コミュニケーションズ=東京テアトル
劇場公開日:1998年12月19日

ストーリー

インディアナ州グリーンリーフ。高校の英語教師ハワード・ブラケット(ケヴィン・クライン)は小綺麗さと面倒見の良さで生徒からも人気者。3年間交際した婚約者のエミリー(ジョーン・キューザック)との結婚を3日後に控え、幸せな日々を送る彼に突如大事件が。アカデミー賞受賞式で教え子でいまやハリウッドの若手人気スターとなったキャメロン・ドレーク(マット・ディロン)がゲイの兵士を演じた戦争映画で見事主演男優賞を受賞したはいいが、スピーチで「この賞を恩師のブラケット先生に捧げます。彼はゲイです」と語ったのだ。翌日、町は大騒動。大混乱のハワードに学校長は結婚してゲイ疑惑を晴らせなかったら辞職ものだとほのめかし、3年間プラトニックな関係だったエミリーも疑惑の目を向け始める。さらに有名リポーターのピーター・マロイ(トム・セレック)が接近、自分もゲイだと告白していきなり強引にキス。結婚式当日、ハワードは結婚の誓いの席で突然自分はゲイだと宣言。花嫁になり損ねたエミリーは逆上して飛び出して行く。直後の卒業式。最優秀教師にも選ばれず悄然とするハワードだが、そこにキャメロンが登場。ゲイと名指しされただけで名誉を失ったハワードのために彼を皮切りに教え子や家族、町の人々が実は自分もゲイだと口々に叫んで立ち上がる。かくしてハワードは晴れて面目をほどこすのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第55回 ゴールデングローブ賞(1998年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ケビン・クライン
最優秀助演女優賞 ジョーン・キューザック
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映画レビュー

3.5アメリカのメジャーなゲイ映画って何故かみんな最初はストレート(と自...

2020年2月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

アメリカのメジャーなゲイ映画って何故かみんな最初はストレート(と自分で思わなかっている)かバイで最後にゲイ一本になるってのが多いけど…

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もーさん

4.0カミングアウト

2019年2月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 教え子であるキャメロン・ドレーク(ディロン)という俳優。第68回アカデミー賞授賞式でインタビューを受ける。ウーピー・ゴールドバーグも出てるが、彼女は第63回の助演女優賞受賞だ。『フォーエバー・フレンズ』も没収されるというゲイの話。そのキャメロンが主演男優賞を取ってしまう。しかし、本物そっくりに作ってあるなぁ・・・ バーブラ・ストライザンドはゲイに人気があるというネタ。かなり引っ張ってますね。これが笑える。

 結婚式の宣誓でも自己暗示のせいか、意に反して「わたしはゲイ」とうっかり言ってしまう。周りで噂され、自分自身がそうじゃないかと思いこんでしまう状況をコミカルに描いていますが、現実では起こり得ないでしょう。

 勇気ある行動カミング・アウト。ゲイであることを否定して終わるんじゃなくて、噂や偏見が実につまらないことだということを教えてくれる。ただ、ラストはちょっとすっきりしないかも・・・

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kossy

3.5マッチョメン

2018年11月1日
iPhoneアプリから投稿

自覚のないゲイの男の話。出だしから面白いのだけれど、思い切りコメディの部分は予告編で全部出してしまってる。映画見てから見るとダイジェストかいなと思ってしまう。
トムハンクスのアカデミー賞授賞式のスピーチから着想した映画作品ということなのだがこの映画の中の授賞式スピーチは爆笑。

ぜんぜんいやらしさはなく明るいハートフルコメディ。LGBTテーマにした作品の中では浅く軽いのかもしれないが良作品。

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