EGG(2002)

劇場公開日:

解説

不気味な怪獣が体内に出現し、困惑、苦悩する一人の女性の姿を描いた実験色の強い怪獣映画。監督は、TV「池袋ウエストゲートパーク」、映画「トリック」「恋愛寫眞 Collage of our Life」と斬新な映像感覚で映画にTVドラマとあらゆるジャンルで活躍する堤幸彦監督。また、「Jam Films S」では監督をつとめた原田大三郎がVFXディレクターとして参加している。ヒロイン月子を演じるのは、ミス・コリアの栄冠に輝いたチョ・ヘヨン。そして氏家恵(「Jam Films/HIJIKI」、「ピカ☆ンチ」)、佐藤二朗(「溺れる魚」「恋愛寫眞 Collage of our Life」)、犬山イヌコ(TV『トリック2』「溺れる魚」)など堤組とでも言うべきクセモノぞろいのキャスティングが脇を固めている。

2002年製作/73分/日本
配給:スローラーナー
劇場公開日:2005年3月26日

ストーリー

韓国人の若い女性・月子は不思議な映像に悩まされていた。子供の頃から目を閉じると見える、真っ赤な水のようなものに横たわる青い、“卵”のようなもの。医者に相談しても、それは自分の脳が作り出したイメージに過ぎないと一笑にふされてしまう。最近、その“卵”に皹が入り、奇妙な触手のようなものが顔を覗かせ塞いているのだ。次第に、月子の日常にはっきりと絡み付いてくるその映像。ある日“卵”の中の何者かが遂に正体を現した。それはグロテスクな多足類のような生物、鋭い牙が口の中に生え揃うおぞましいモンスターだった。やがてそのモンスターは月子の身体の中から彼女に向かって体当たりをしだした。激しいモンスターの攻撃により傷つく月子。ネット検索により自分の血筋に関する秘密を知り、又、モンスターの体当たりは攻撃ではなく愛情を求めての行動なのではというイメージを与えられた月子。だが執拗なモンスターの行動に対し、彼女が選んだ最終選択とは?

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