クリスマス・クリスマス

劇場公開日:

解説

<ファンタジー保存協会>なる謎の秘密組織が繰り広げる騒動に巻き込まれた一組のカップルの恋の行方をユーモラスに描くファンタジック・ラブコメディ。日本有数の集客を誇る人気劇団WAHAHA本舗。その俳優兼作家・すずまさの原作・脚本によるオリジナル・ストーリーを映画化。主演に、今やテレビ・CMにひっぱりだこの大倉孝二。岩井俊二映画に欠かせない存在である実力派の若手女優、伊藤歩。さらには古田新太や生瀬勝久、柴田理恵や久本雅美など、演劇出身のギャグもいける実力派俳優陣が脇を固める。

2004年製作/92分/日本
配給:クロックワークス
劇場公開日:2004年12月4日

ストーリー

物語の主人公は健太(大倉孝二)と美和(伊藤歩)。年齢は20代後半、同棲4年目になるカップル。結婚のタイミングも逃し、まさに倦怠期の真っ只中。これといった夢もない漫然とした日々を送り、口を開けばカンケばかり。ある夜、例によってしょーもない事で美和とカンケした健太は、ついに家を飛び出す。すると突然、その背後に一台のワゴン車が急停車。いきなり拉致されてしまう。健太が連れて来られた先は「ファンタジー保存協会」という、怪しい団体の事務所だった。聞けば、彼らは夢のない現代社会に警鐘を 鳴らし、世の人々を楽しませる<ファンタジー>を演出する世界規模の秘密組織、その世田谷支部のメンバーだと言う。訝しげにその具体的な活動について聞いた健太は、チョ~驚く。何しろあのUFOやネッシー、さらには雪男や口裂け女、あげくの果てには人面魚やカッパまで、それら数々のオカルト伝説は、全てぜ~んぶ彼らによって創られたウソ、いや“捏造”、もとい<ファンタジー>だったのだから!!しかし、どういうわけか健太はそんな彼らに共感し、協会への入会を決意。さらにはその事務所へ引越しまでしてしまう。だがその直後、大事件が勃発! 健太の入会以前に世田谷支部メンバーがカッパ伝説の“捏造”、もとい<ファンタジー>を制作した際、その一部始終が隠し撮りされ、週刊誌に掲載されてしまう!あくまで秘密組織である協会にとって、その存続すら危ぶまれる一大事。そんな大失態を犯した彼らは、フィンランドにある協会本部からの、世にもマヌケで恐ろしい厳罰「ファンタジーおしおき」に怯えるハメに…。そんな「ファンタジーおしおき」から逃れる術はただ一つ。協会からのきついノルマの任務を果たし、名誉挽回する事のみ。その任務とは、クリスマスの夜にサンタクロースになりすまし、300人の子供たちに希望通りのプレゼントを贈り届けるというものだ。「ファンタジーおしおき」を回避すべく駆けずり回る健太たちだが、ある少年のプレゼント希望に愕然とする。それは、「サンタさんへ。クリスマスに雪が見たいです!」だから…。おまけに健太は張り切りすぎて足を骨折してしまう。クリスマス当日、サンタ任務が遂行不可能となった健太から事情を聞かされた美和は、「元彼のために、いっちょう骨折ってやるか!」と、立ち上がるが……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

1.0問答無用! のファンタジー?

2019年8月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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odeonza
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