劇場公開日 2004年4月17日

「回転ドアにはさまれそうになる水野美紀」恋人はスナイパー 劇場版 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0回転ドアにはさまれそうになる水野美紀

2019年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 微妙に現実に起きている事件とオーバーラップさせられて、考えてしまうような前半。秋野太作演ずる首相がどういう判断を下すのか凝視してしまった。「安全は個人で・・・」とか「金で買えるものじゃない」などという台詞はこれからも議論されそうだ。イラク戦争反対のためのバッチもリアルであるが、実際にあったら何人の日本人が付けるであるのかも興味深いところだ。

 いいプロットではあるし、共演陣もいい。もちろんTV版を見ていなくても大丈夫。だけど、その演技の素晴らしさを一人の男が台無しにしてしまった。それは竹中直人。撃たれた瞬間から松田優作の有名な台詞が出てくることが読めてしまい、しかもしょぼい。この時点では2点だったのだが、アクションシーンとラストシーンで盛り返してくれました。エンドロール後のテロップにも感動だ!

kossy