劇場公開日 1984年3月17日

「しずかちゃんのヌードはないが、パンチラばかりのセクハラのび太」映画ドラえもん のび太の魔界大冒険 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0しずかちゃんのヌードはないが、パンチラばかりのセクハラのび太

2020年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ゴミ捨て場でのび太とドラえもんの等身大の石像を見つけるのだが、本人たちは家に持ち帰るばかりで石像の謎を解明しようとはしない。のび太は魔法が使える国に行きたくてしょうがないのだ。そこで「もしもボックス」を使い、ほぼパラレルワールドである魔法が使える世界に移動。のび太はそこでも劣等生で魔法がなかなか使えないのだが、修行するため森の奥に行くと、そこには魔界研究の第一人者満月博士と美夜子が住んでいる屋敷があった。博士によると、魔界の星が地球に接近しつつあり、地球の危機だと聞かされる。

 そんな夜、大魔王の手下によって猫にされた美夜子が現れ、ドラえもんたちは満月博士を救うために魔法の絨毯に乗って宇宙へと飛び立つのだった。

 数々のピンチを乗り越え、のび太とドラえもんだけは地球に戻ったが、「もしもボックス」はのび太ママに捨てられていた。そこで登場したドラミちゃん。彼女が持つボックスで、一連の出来事を無かったことにしようとするのだが、ジャイアン、スネ夫、しずかは魔王に捕らわれたまま。このまま戻すと、彼らはパラレルワールドに閉じ込められてしまうのだ・・・

 魔法がいかに便利であっても、逆に破滅の道を歩むこともある。出木杉くんの解説も的を射ていたし、最後にとった手段もタイムマシンによるもの。時間軸、パラレルワールドの両方を操る荒療治だったけど、もっといい方法があるような気もする。石化された二人にしても、そのままにしておくと魔法の世界がそのまま残ってしまう気もするし・・・ちょいと考えさせられる。

kossy