映画ドラえもん のび太の恐竜のレビュー・感想・評価
全19件を表示
『ドラえもん のび太の恐竜』
『ドラえもん のび太の恐竜』はドラえもんの映画作品の記念すべき第一作目である。恐竜映画の金字塔『ジュラシック・パーク』が公開されたのが1993年であるのに対し、本作の公開が1980年であるのだから当時の設定が斬新であったのは想像するに易い。ただし、ストーリーなどについては特筆すべき点はなく、単純で深みが無い。平成の"ドラえもん"を見てきた自分にとっては声優や動きなど新鮮な"ドラえもん"を感じることができて良かった。
ジェラシックパークが1990年だから、その10年も以前に作られたストーリー
白人資本による密漁業者に敢然と抵抗するのび太達の姿を描いたストーリー。
ワシントン条約でこう言った業者が取り締まられるのが1989年からだから、その9年も前。ジェラシックパークが1990年だから、その10年も以前に作られたストーリーになる。そう言ったストーリーテラーの伝統が続けば、日本のアニメも世界に誇れたと思うのだが、それが解らぬままに、日本のアニメが段々とハリウッドに毒されていくと言った所だろう。
この密漁業者の考え方は、ヘミングウェイの『老人と海』とか『キリマンジャロの雪』とか『武器をさらば』等の男の勇気とか冒険とかの悪いパターンだと思っても過言ではない。ヘミングウェイ氏を完全に否定はしたくないが、やはり、白人の男性の目線は残っていると思う。つまり、古い考え。
山崎豊子先生の『沈まぬ太陽』と言う作品に労働組合の委員長がアフリカのサファリでハンターする場面があるが、僕はこの作品好きだっただけに、画竜点睛をかくと思えた。このハンターと言う考えは、残念ながら、古い考え方なのである。さて、
だから、このアニメの方が、『静香』や『のび太』の様な、女性的なキャラクターの『優しさ』が『横暴な力だけによる支配』から社会を救っている。その点を物凄く評価する。僕は大学生の時、封切りで見たと記憶する。しかし、ジョン・レノンが暗殺されて、その記憶が飛んでいたようだ。
子供の頃に初めて見た映画
初めて見た映画が「のび太の恐竜です」懐かしくてDVDを買ってしまいました。
普段の短編アニメではドラえもんに頼ってばかりののび太ですが映画では男らしく冒険しています。楽しさと涙と感動。
君の幸せを願って
"ドラえもん(映画)" シリーズ第1作。
Amazon Prime Videoで鑑賞。
原作は既読です。
現在も続く劇場版の原点であり、永遠の名作!
しずかちゃんがのび太を「のび太くん」と呼んでいようが、恐竜の描写が今とは異なっていようが、そんなの関係無い…
本作で描かれていることは、決して失ってはならない人間としての心の在り方だし、不滅のテーマだなと思いました。
[余談]
「モスラ対ゴジラ(1980編集版)」が同時上映だったのは有名な話。当時来日していたスティーブン・スピルバーグ監督がモスゴジ目当てで映画館に来たところ本作を観て感動し、後に「E.T.」の構想の元となったとかならなかったとか…
60点
映画評価:60点
新恐竜が放映されるという事で
最初期の恐竜を観ました!
ドラえもんがのび太の元にいる理由
それは更正?一人前?にさせて
のび太の未来を変える様にセワシから依頼を受けたから。
それが、しっかり描かれている所に
まずは感心しちゃいました。
ドラえもんに頼らせず、自分の力で挑戦させ、
努力させ、影から見守り、たまにサポートしてあげる。
そんな忘れかけていた設定が
しっかりと表現されてました。
恐竜が産まれた後、自分の夕飯をあげる所なんて
のび太の成長と優しさを感じざるおえなかった。
とまぁ、個人的なクライマックスはここまで。
あとは大きくなりすぎたピースケを白亜期に連れていってあげようとする展開
所々散りばめられたダークなギャグも楽しく
見ていて飽きませんでした!
【2020.9.10観賞】
・ピースケ
タイム風呂敷でタイムマシン直せるはずでは?
新卒の女の子がドラえもんの物真似をするというので大山のぶ代っぽいものを期待したが水田わさびに寄せたあまり似ていない代物だった
若いコにとってはドラえもんといえば大山のぶ代ではなく水田わさびなのだ
全国の映画館では『のび太の恐竜』2度目のリメイクが大ヒットしているようだ
それも影響してか幼少のとき以来久々にこの作品を観ることになった
初めてじゃないはずだが昔すぎてほとんど覚えていない
大昔にタイムスリップして恐竜ハンターという黒ずくめの男と首長竜の子供が出ることくらい
原作も読んだはずだけどアニメと違う部分も記憶にない
水田わさび版と違い親しみがあるはずの大山のぶ代版だが古すぎてこれもまた違和感があった
キャラクターデザインが微妙に違う
特にしずちゃんがかわいくない
のび太のパパの声が別人だ
映画化でスタッフのテンションがおかしくなったのか卵を服の中に入れていたときののび太が見たことない異常行動
ピースケはフタバスズキリュウだったんだな
すっかり忘れていた
フタバスズキリュウの化石は福島県で発見されたこともあり親しみがある
しずちゃんはお色気担当
着せ替えカメラは予想どおりの展開
シャワーを浴びるシーンでは2度も大胆にヌードを披露するファンサービス
古き良き完全に自由な世界
今思うとタイムマシンのデザインがダサすぎる
デロリアンのような発想は藤子・F・不二雄には無かったのか
結局タイムパトロールという大人たちに助けられる
恐竜の時代に思いを馳せるロマン
やっぱり心温まるいい話
何度もリメイクされるのは名作だからである
あと恋人ができたピースケに嫉妬する大人にはなりたくない
もっと評価されるべきだよなあ
もっと評価されるべきだよなあ。景山民夫のCooはこれよりも何年もあとだ。それで直木賞。。あと海外に目を向けてもピクサー作品などにドラえもん要素がみられる。たぶん、調べるとドラえもん遺伝子の分布はすごいことになっているだろう。
作画は時代ですね笑しずかちゃんの口もでかい。
ピー助の「ぴゅ~~~~い」がたまにかわいくない。大きいとき。
一作目にしてドラえもん長編は完成されている、その点もすごい。
一度は通しで見ておきたい日本アニメの宝
スネ夫に恐竜の化石を自慢され、悔しさのあまり「恐竜丸々1頭分の化石を見つけてやる」と出まかせに宣言してしまい、ドラえもんに泣きつくのび太。
現代に蘇った恐竜のピー助を巡り、謎の組織に狙われてしまうのび太たちを描いた映画ドラえもんシリーズ記念すべき第1作目。
いつか手を出してやろうと思っていました、我らがドラえもんシリーズです笑。
今作から現代に至るまでおよそ40年近い歴史と作品数を持つ日本のアニメシリーズの中でも類を見ない長寿作品のため、いつ終わるのか、はたまたいつまで観るのか、不明な点だらけですがとりあえず1作目です。
やはり1作目ということもあり、スネ夫やジャイアンを君呼びするしずかちゃんなど近年のドラえもんとは微妙に違う点があって新鮮な感じがした。
タイムマシンの空間と時間の移動機能が分けられているなんて話も初めて聞いた笑。
とりあえず小さい頃のピー助が超可愛くて、大きくなってものび太に懐いたままのピー助が愛おしくて、違う種族の恐竜にいじめられちゃうピー助が可哀想すぎて無理ってなった。
ただ風邪を引いたのび太を心配し、公園の噴水から抜け出して野比家まで見舞いに来てくれたピー助の道中、なぜ誰にも見つからなかったのかなどは触れてはいけない笑。
1作目にしてドラえもんといったらコレ!って感じがあってとても良かった。
当時生まれていない1980年の作品なのに確実に観たことある記憶があるってのもすごいよね。
劇場用映画第1弾
『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』を観てから、このオリジナルを観た。
正直言って、リメイク版の方が優れているとしか思えないが、スピルバーグでさえ見たことのあるアニメなのだから歴史的価値は高い。のび太の一行がタケコプターで空を飛ぶシーンにインスパイアされて『E.T.』の自転車のシーンが作られたのかもしれないし、プロントザウルスに出会った感動はそのまま『ジュラシック・パーク』に影響を与えているのかもしれない。
リメイク版がほぼ忠実に踏襲していることは疑いもないのですが、あちこちに若干の修正があるようです。例えば、オリジナルでは恐竜ハンターの基地へ忍びこんだのはタイムマシンを盗む目的であるとか、タイム・パトロールが活躍しすぎて、子供たちの自主性を尊重していないところ、総合的にリメイク版の方が平和主義的である点でしょう。
細かい箇所では、のび太力士の真似をしてヒゲダンスを踊っているシーンが妊婦の真似をすることになっていたり、ティラノザウルスが火を怖がっていたシーンが怖くなくなっていたりと変更がありました。また、スモールライトとビッグライトを多用しているオリジナルはピー助が可哀想に思えてくる。未来の道具もオリジナルのほうが多かったようです。
しずかちゃんのヌードシーンはリメイク版では側面または背後からしか映していなかったのですが、オリジナルではなんと正面からモロに見せてます。しかも入浴シーンが2回ありました。新作のほうがおとなしくなるなんて、まるでシャーリーズ・セロンがだんだん脱がなくなってきていることに酷似しています。これも世の流れなのでしょうか・・・
ドラえもん映画の傑作だろう
原作を何回も読み耽った後に、当時の劇場で「モスラ対ゴジラ」と併映されていたのを見た。
子どもらしい優しさと夢をドラえもんの道具で叶えていく様は素晴らしかった。
ピー助の可愛らしさも、それ故の別れも。
初めて、ドラえもんの道具で瞬間的な解決をみない状態(短編じゃないから)をのび太と仲間達が乗りきっていく様には心踊る気分になったものだ。
でも、見た目が古いからイマイチじゃないと思う。
映像がきれいだから、面白い?って訳じゃないのは皆知っているはずだから。
名作中の名作中の名作中の名作中の名作中の名作
何度観ても名作。
ドラえもんという作品の良さは、昨今のSTAND BY MEなどでは100億分の1程度しか伝わるまい。
原作ほど感動できなかった。
私はドラえもんが好きです。
「のび太の恐竜」は、原作漫画を読んだら間違いなく感動して泣ける作品です。スリルが一杯の冒険ストーリーです。
なのに、この映画は初めから終わりまでなんとなく緊張感が足りないと思いました。
見せ場の多い後半、中途半端なところでピンチを切り抜けるのであまり危機感が伝わってこないし、感動の場面でも心にジーンときません。
そして一番違和感を感じたのは、ピー助の声が変だということ。大きいピー助の声が特に変です。
最後はのび太がボールを抱いて寝ている所で、メス恐竜と首でハートの形を作ってます。ピー助の幸せを描きたかったんでしょうけど、なんか余計だなと思いました。
でも、のび太とピー助の、友情を超えた親子愛に近いものは、見ていてちゃんと感じ取れたので、そこは良かったと思います。
全19件を表示