劇場公開日 1986年6月28日

「尻屋崎灯台」新・喜びも悲しみも幾歳月 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0尻屋崎灯台

2024年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

 昭和48年春、丹後半島の経ケ岬灯台から伊豆の石廊崎灯台へ一家で引っ越す藤田芳明。引越し準備の最中に芳明の父邦夫が山梨からやってきて、伊豆まで同行する。道中、一人旅の北見由起子も同乗。その後、由紀子は芳明の部下だった長尾と知り合い。一家の長女雅子は、海上保安庁の大門と。邦夫は離婚し、旧姓に。長男英輔の進路は。一家の13年を描く。
 戦前から戦後を描いた前作ほど劇的でありませんでしたが、一家ともども灯台守の大変さは感動的。劇中、前作を自画自賛してるのが笑えます。確かにお墓は、どうするのか悩みますね。
 中年期の名優加藤剛と大原麗子と、中井喜一青年が共演しているのがちょっと不思議。大原麗子のおばちゃんパーマが似合わない。植木等が、良いです。
 よく知ってる尻屋崎灯台が登場。劇中では、つらそうな冬の少しだけしか描かれてません。しかし宣伝ポスター写真の白い道の先が、夏の尻屋崎。良い景色ですよ。

sironabe