劇場公開日 2020年11月6日

「【”滅びの美学”をファンタジック要素を絡めて描いた作品。 ”どこまでも、あの人はぽっぽや(鉄道員)だから・・、と亡き妻は笑顔で言った・・。】」鉄道員(ぽっぽや) NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【”滅びの美学”をファンタジック要素を絡めて描いた作品。 ”どこまでも、あの人はぽっぽや(鉄道員)だから・・、と亡き妻は笑顔で言った・・。】

2021年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波、VOD

悲しい

知的

幸せ

ー映画界を長らく牽引した高倉健さんと、お笑いを牽引した志村けんさんを偲んで・・。-

■感想
 ・当たり前であるが、高倉健さんの圧倒的な存在感。
 一途で、不器用だが、心温かき、昭和の男をこの方ほど、きちんと演じる方は、今後出てくるのであろうか。

 ・出演シーンは短いが、筑豊の炭鉱から仕事を求めて、北海道まで出てきた男を演じた志村けんさんの姿。
 今作後、NHK朝ドラマには、出演されたが・・。
 そして、今春公開予定の映画「キネマの神様」に出演される予定であったが・・。
 そして、彼の子供を演じた若き、安藤政信さん。
 物凄いイケメンである・・。

 ・高倉健演じる、佐藤乙松の機関士時代からの相棒を、小林稔侍が盤石の演技で魅せる。

 ・乙松の健気な妻を演じた大竹しのぶさんの姿も忘れ難い。

 ・生後数カ月で亡くなっってしまった、佐藤夫婦が漸く授かった雪子。
 彼女が、妻を亡くした乙松の元に、”段々大きくなりながら、様子を見に”現れる、数シーン。
 特に、高校生になった雪子を演じた広末涼子が、乙松のために鍋料理を振舞うシーンは、沁みる。
 ”俺は幸せもんだ・・”と絶句する乙松。

<降旗康男監督と、高倉健さんのゴールデンコンビが生み出した稀有な作品。
 原作も素晴らしいが、今作品も素晴らしい。>

NOBU
kossyさんのコメント
2021年2月24日

志村けんさん出てましたね〜
キネマの神様も楽しみにしてたのに残念無念。
沢田研二を志村けんに脳内変換して鑑賞したいものです…

kossy