平成金融道 裁き人

劇場公開日:

解説

倒産寸前の会社を助ける金融裏稼業のプロと、会社乗っ取り屋たちとの熾烈な闘いを描いたエコノミック・コメディ。監督は「借王 沖縄大作戦」の和泉聖治。向谷匡史による原作を基に、「借王 沖縄大作戦」松本功と岩澤勝己のコンビが脚色。撮影を「借王 沖縄大作戦」の鈴木耕一が担当している。主演は「借王 沖縄大作戦」の夏樹陽子。スーパー16ミリからのブローアップ。

1999年製作/92分/日本
配給:東映ビデオ
劇場公開日:1999年3月27日

ストーリー

東京カウンセラント・オフィス(T・C・O)の女所長・立花亜希子は、不況に喘ぎ倒産に怯える経営者たちの会社を、様々な裏テクを駆使して倒産回避させるいわば・倒産お助けマン・のプロだ。今日も広瀬建材の債権者会議に乗り込み、鮮やかな手際で任意整理に同意させることに成功した亜希子。そんな彼女の元に、経営危機に陥った老舗のロイヤルイーストホテルの二代目社長・三上から、倒産回避の依頼がきた。しかし、他人にホテルの再建を任せたくないという支配人・沖田の反対に遭い、亜希子はその仕事から手を引くことになる。ところが、そのことが後になって裏目に出てしまった。ある日、日本経済協議会を名乗る阿久津と知り合った三上は、彼に決済の資金繰りを相談したことから金を融通してもらうことになるのだが、実は阿久津は関西からやってきた会社乗っ取り屋だったのだ。会社乗っ取りの絵図を描く事件屋の阿久津と、相手をペテンにかけ手形を騙し取るパクリ屋の宍戸、更に経営危機に陥った会社の資産を食いつくす整理屋の島津の3人は、三羽ガラスと呼ばれている悪のトリオで、その後も言葉巧みに O上を信用させては金を融通すると言って手形を切らせたり、女をあてがって三上を雁字搦めにしていく。一方、そんな阿久津の人柄が信用できない沖田は、ホテルをリストラされたのをきっかけに亜希子に相談に行く。世話になった先代の為にも、どうしてもホテルを救いたいと言う沖田。彼の申し出に心打たれた亜希子は、友人でヤクザの速見から、阿久津たちが関西の乗っ取り屋であるとの情報を掴むと、得意の裏テクを駆使して阿久津たちを撃退。ホテルの再建計画を三上に渡し、次なる仕事へ乗り出していくのであった

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る