眠狂四郎殺法帖

劇場公開日:

解説

柴田錬三郎の同名小説より、「座頭市兇状旅」の星川清司が脚色、「座頭市兇状旅」の田中徳三が監督した時代劇。撮影もコンビの牧浦地志。

1963年製作/82分/日本
配給:大映
劇場公開日:1963年11月2日

ストーリー

狂四郎が“巣”と呼んでいる大川端の船宿喜多川に赴く途中、手裏剣の襲撃をうけた。闇の中に姿を溶かしているのは伊賀者と知れた。迫る刺客を斬りすてたものの、ついに一人槍丸という小男を逃がした。冷たく無表情な顔が、常盤津の師匠文字若の離れに移ったのはそれから数日後のことであった。そこで加賀前田藩の奥女中千佐の訪問をうけ、命をつけ狙う唐人陳孫から護ってくれるよう依頼された。指定の清香寺に出向いた狂四郎は、意外にも陳孫から千佐が前田藩の間者であることを知らされた。怒った狂四郎は千佐を前に前田藩のからくりをあばいた。すなわち、前田藩主は豪商銭屋五兵衛と結んで大規模な密貿易を働いて巨富を築いた。しかし公儀への発覚を恐れ銭屋一族を処断し、復讐を企む銭屋の仲間の陳孫を抹殺するために、狂四郎に近づけたというのだ。全てをみやぶられた千佐は拒絶の姿勢を崩して狂四郎を誘ったが、狂四郎の胸の内は唯人間を品物同様に利用する者への憤りだけがあった。又も陳孫に誘われて河口迄来た狂四郎は、そこに死んだはずの五兵衛を見て鷺いた。しかも金銭をつんで協力を要請した。狂四郎の虚無な眼はそれをうけながしたが、それを予期した陣孫は千佐を拉致し去った。前田侯にバカ気た茶番の決着をつけるよう迫る狂四郎は、江戸表から金沢へと追った。金沢には、千佐の出現以来狂四郎につきまとう槍丸が千佐の居場所とつきとめて待っていた。陳孫の許を脱出した千佐は九谷焼を営む蔵六の家に身を寄せて狂四郎を待っていた。又捨丸は前田家の命運を動かし、密貿易に絡む文書を秘めた碧玉の仏像の所在を探っていた。陳孫から奪った木筥は狂四郎の手に渡った。対い合う陳孫と狂四郎を捨丸が救い勝負はおあずけとなった。狂四郎は小筥をはさんで、千佐の出生の秘密を語った。前田侯は千佐の実父であり、母は出家しているという。北の海に面した砂丘の尼寺に馳けつけた千佐と狂四郎の見たのは、絞殺された尼僧の姿だった。陳孫と五兵衛のしわざだ。円月殺法と小林寺拳法の対決の時が来たのだ。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0陽キャの円月殺法

2023年6月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

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しゅうへい

2.5ニヒルとはいかない

2021年5月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

柴錬の眠狂四郎シリーズは色っぽくて面白い小説だった。
第一作はヒロインが中村玉緒、色気不足をその美しさで補って余りあった。
市川雷蔵はニヒルだったが最後は熱血漢に。
加賀前田藩の密貿易に絡む暗闘となるが、まだまだ地味な円月殺法だった。

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いやよセブン

2.5ヒロインは中村玉緒

2020年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

市川雷蔵扮する眠狂四郎に坊主からの結び文で呼び出しがあった。中村玉緒扮する千佐が眠狂四郎のところへ100両持って助けを求めてやって来たので引き受けた。続いて若山富三郎扮する陳孫と言う結び文の主と会った。陳孫は、千佐は加賀藩の間者だから深入りするなと言った。眠狂四郎は、千佐を船宿へ連れて行き間者と見破った上で船宿にいろと言った。果たして千佐はどうなる? 中村玉緒がヒロインとして登場。精一杯の色気を出して頑張っていたね。

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重

3.0無想正宗

2020年9月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2020年9月13日
映画 #眠狂四郎殺法帖 (1963年)鑑賞
#柴田錬三郎 原作の眠狂四郎シリーズの第一作
相手役は、#中村玉緒
中村玉緒さんって若い頃は声がかすれてないんだね!
#若山富三郎 が #城健三朗 名義で出てました

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とし
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