スキンレスナイト

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スキンレスナイト

解説

「鬼火」「恋極道」などの監督作で知られ、アダルトビデオ作品も手がける望月六郎が1991年に一般映画監督デビューを果たした自伝的作品。

かつてピンク映画を撮っていた加山睦郎は、現在は小さなAV制作会社を経営しながら妻の千恵や幼い娘と暮らしている。刺激ばかり求められるAV業界に違和感を抱くようになっていた睦郎は、学生時代に撮影した未完の8ミリ映画を見つけたことをきっかけに、「あの頃の自分に戻ってみたい」という衝動に駆られる。睦郎はかつて憧れていた神保依子が暮らす家の裏にアパートを借り、彼女と再会を果たす。過去に抱いた夢と日々の仕事との間で揺れ動く睦郎は、10日間も会社を空けて行方がわからなくなってしまい……。

主人公・睦郎を映画監督の石川欣、妻・千恵を八神康子が演じた。2023年、デジタルレストア版でリバイバル公開。

1991年製作/107分/PG12/日本
配給:フルモテルモ
劇場公開日:2023年9月16日

その他の公開日:1991年4月6日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

3.0自分の仕事や家庭の事を改めて考えさせられる作品。 本年度ベスト級。

2023年9月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

1991年の作品をデジタル加工して再上映した作品。
全くノーマークだったけどお気に入りの城定秀夫監督がTwitterで本作を推してしたので鑑賞。

映画愛に溢れた作品と思いき、ちょっと違ったストーリー。
監督の自伝的な作品と言うことで、生々しい感じの作品だった。

生活の為、AV製作会社を運営する加山。
子供に自分の仕事の事も言えないまま生活している感じ。
加山があるきっかけで自分が作りたい作品の脚本を書き始めるんだけど、その内容が素敵だった。

夢に向かって行く感じではなく、現実を認めて進んで行く加山の姿に考えさせられる。

デジタル加工されているとはいえ、当時のマイクの品質なのか聞き取れないセリフやBGMの音量のバランスが気になったけど、本作が表現したかった事はヒシヒシと伝わって来る。

共感とか感動とかはなかったけど、他人の人生の進み方を垣間見れた感じの作品。

観賞後、本作の監督やキャストの方のトークショーでは皆さんオジサンなんだけど、楽しく前向きな会話が素晴らしかったです( ´∀`)

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イゲ
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