劇場公開日 1992年10月10日

「図々しい」死んでもいい(1992) 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0図々しい

2023年12月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

萌える

役者としてジャンルが違うような三人のキャスティングに意外性を感じながら室田日出男と永瀬正敏に挟まれた大竹しのぶのキュートな小悪魔的存在感に萌えつつ、最後まで理不尽な立場で可哀想な室田日出男が愛らしくて癒されるキャラクターを怒り少なめ愛嬌たっぷりに、長丁場で浴室に倒れたままの背中に哀愁が漂う。

サイコな青年を演じた永瀬正敏、彼をそうさせたのは大竹しのぶか、そんな彼女が吉高由里子に見えて来るのは気のせいか、オリバー・ストーンの『Uターン』が本作に少し似ている、怒涛の展開がテンポ良く進む物語を期待しながらメロウな場面を挟み込むからその都度に退屈感は否めない。

万年 東一