任侠中仙道

劇場公開日:

解説

「江戸の悪太郎」の比佐芳武の脚本を、「天下の伊賀越 暁の血戦」の松田定次が監督した、オールスター・キャストの娯楽時代劇。撮影も「天下の伊賀越 暁の血戦」の川崎新太郎。

1960年製作/91分/日本
配給:東映
劇場公開日:1960年1月3日

ストーリー

甲州身延参詣の途中、和田島の多左衛門と紬の文吉のもめごとの仲裁に入った清水の次郎長は、多左衛門の身内の三馬の政右衛門の密告により、百姓一揆の後押しをしたという嫌疑をうけた。一家は嫌疑の晴れるまで清水入りを見合せ、信州へ向った。一行は小川の勝五郎の家に草鞋をぬいだが当時勝五郎はバクチに負けて一文無し、次郎長一家の着物まで持出してまたも負けてしまった。一行は身内の小幡の初五郎の家へ向った。街道は折からの凶作で売られてゆく娘たちで一杯だった。忠治一家の武井の浅二郎の恋人おきんも、年貢がわりに代官所に差し出された。その頃、忠治は大戸の関所を破って信州へ向った。百姓を救おうと信州で米を買いつけ、上州へ送ろうがための信州入りだった。同じ頃、忠治と反目の島の伊三郎も娘達を売り出すために信州へ向った。信州では夜毎賭場荒しが続いた。米買入れの資金のための忠治一家の仕業とみられた。荒らされるのは伊三郎身内の賭場に限っていた。小幡の初五郎をのぞく信州の貸元たちは、伊三郎を中心に罠をかけて賭場荒しを待った。その夜、忠治一家の浅二郎、才市らが罠にはまったが逃げのびた。伊三郎は卑劣な手段を考えた。清水一家と国定一家をかみ合わせようというのだった。初五郎の賭場を襲ったかれらは忠治の名をかたって初五郎を斬った。次郎長は忠治に上山田の千人河原でサシの勝負を挑んだ。しかし、そのまま両雄は別れた。忠治の買いためた米は千俵に達した。信州の豪農安左衛門の手で米は上州へ送られた。しかし、件の三馬の政右衛門がこれをみつけた。早速伊三郎に注進した。伊三郎は上州へ帰ると代官松井軍太夫と米の横どりを企んだ。これを知った忠治は、一家を引きつれて決然と軍太夫、伊三郎らが待つ岩鼻の代官所へ向った。次郎長一家も後を追って上州へ向った。

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