劇場公開日 1965年10月16日

「三隅研次の抜刀術に対するロマンとケレン味溢れる演出が面白かった! ...」剣鬼 maduさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0三隅研次の抜刀術に対するロマンとケレン味溢れる演出が面白かった! ...

2023年6月22日
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三隅研次の抜刀術に対するロマンとケレン味溢れる演出が面白かった!
ややトンデモ展開なのとか、馬に追いつく程の脚力(絶対に誰も逃げきれんやん)とか、理想のお花畑の映像が葬式の祭壇みたいなのとか笑っちゃうんだけど

斑平の不遇さや、周りの悪意による物語の薄暗さの温度差で
怪しい雰囲気になっていて好きです。

人間の悪意や、生まれつきの不遇さと戦う主人公は今みても、魅力的な人物像だと思った。

勝新太郎は身体能力が高かったが、身体が強くなかった市川雷蔵は顔で敵を斬るって言ってるのも納得な
哀愁と悲しみと怒りのある暗い主人公で、良い。

大映映画祭で劇場で鑑賞

madu