劇場公開日 1979年5月26日

「【旧家・複雑に入り混じった血縁関係・残虐な殺人シーンも健在の”市川崑&石坂金田一シリーズラストの掉尾を飾る作品。人間関係の複雑さ故に、家系図を書いてしまいたくなる作品でもある。】」病院坂の首縊りの家 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【旧家・複雑に入り混じった血縁関係・残虐な殺人シーンも健在の”市川崑&石坂金田一シリーズラストの掉尾を飾る作品。人間関係の複雑さ故に、家系図を書いてしまいたくなる作品でもある。】

2021年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

難しい

ー 横溝金田一シリーズの特長、
  ・旧家内での過去にまで遡った醜い人間関係
  ・複雑に入り混じった血縁関係
  ・残虐な殺人シーン(真っ赤な血が、ビュービュー出ます・・。)
  は今作でも健在である。ー

■感想
 ・内容は割愛(書きにくいしね!)

 ・冒頭、昭和26年の吉野市の”先生(横溝正史先生)”が、棒読み台詞で喋る喋る・・・。奥さんも出演したのかな・・。
 ー ラスト作だから、今まで以上にご出演!ー

 ・当時の超アイドル、桜田淳子さんも、重要な役で出演。

 ・”良し、分かった!”が口癖の”全然分かっていない”等々力警部(加藤武)も健在。

 ・金田一より頭の冴えるお若くて、格好の良い、草刈正雄さん。

 ・真犯人が、キャスティング時点で分かってしまうのも、お決まりである。
 ー ほぼ、一番の美しき大御所さんが、犯人です。ー

<昭和初期の写真館の位置づけ、複雑な人間関係、トリック、そして、ラストの病院坂での哀しき犯人の最後も印象的な、市川崑&石坂金田一シリーズの掉尾を飾る作品である。
 こういう映画は、令和では流行らないのかなあ・・。
 ”ジャパニーズホラー&ストーリーも優れた探偵モノのMIX作品”だったら、一定の需要はあるのではないかなあ・・。>

NOBU