デス・プルーフ in グラインドハウスのレビュー・感想・評価
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最上級のB級映画
ざっくりとしたあらすじを知っている状態で鑑賞しました。
タランティーノ監督の作品は今まで一つも観たことが無く、この作品を「タランティーノが好きなことが全部詰まった映画」とレビューしている方がいらっしゃったので、最初に観るタランティーノ映画に相応しいかなと思い、数ある作品群から「デス・プルーフ」を選択。
いやー、凄かった。映像演出やカースタント。そして唐突な「THE END」。最高です。爆笑しました。
この映画を一言で評するならば、「最上級のB級映画」ですね。
面白い映画を作ろうとしてチープになってしまったB級映画ではなく、B級映画を完璧に作り上げたという印象。
序盤の展開はとにかく冗長。三人組のセクシーな女たちが本編と関係ない下世話なガールズトークを展開し、酒をガブガブ飲んでハッパをプカプカ吹かしてテンションを上げて盛り上がる。
30分以上内容スカスカのガールズトークを聞かされてうんざりしているところに現れる、猟奇殺人犯スタントマン・マイク。自宅まで送るという口実でバーで出会った女性を助手席に乗せて無残に殺害し、女三人組の乗る車には正面から全速力で突っ込み大クラッシュさせ殺害します。
スタントマン・マイクに対して「女性を無残に殺して酷い奴だ!!」という感情と「これでようやくストーリーが進む。ありがとうスタントマン・マイク。」という感情を同時に抱く、なんとも不思議な気持ち。序盤はとにかく展開が遅いし無駄な雑談が多いし虐殺シーンが結構グロい。個人の感想ですが正直そこまで面白くはありません。
しかし後半からは一転、多少雑談は多いですが、カーチェイスあり・スタントありのド迫力の内容になっています。
そしてラストにでかでかと現れる「THE END」。前半に溜まったフラストレーションが全て発散されるが如く、非常に爽快なラストです。爆笑しました。
綺麗でエロいお姉ちゃん・やりすぎてチープに感じるくらいの暴力描写・中身の無い会話劇・酒とドラッグ。B級映画にはありがちな要素をたっぷりと盛り込み、好きな人にはたまらない内容となっています。ただ、人は選ぶかもしれません。
安い素材を濃い味付けでごまかした体に悪いジャンクフードのような映画です。でもそのジャンクフードを時たま無性に食べたくなるような時ありますよね。そんな感じの映画でした。
ああ、もうだれにも言えないけど正直だいすきです。いやもうタラちゃん...
ああ、もうだれにも言えないけど正直だいすきです。いやもうタラちゃんじゃなければこの監督追っかけてるレベルですきかも。鑑賞後感の気持ちよさたるや。すっきり。構図も良くてさ、ビッチVSいかれたスタントマンってこんなしびれるん????80年代な感じも好きやし、最後の成敗で終わるのもすき。いつもは間延びに感じるタラちゃん節も今回は許せたよね。かわいいかわいいビッチたちだからですかね。オマージュとか全くわからんけど、とにかく最高。タランティーノNo.1かな。カーアクションものの中でも、ベスト級に力あるんじゃないかとおもわせるくらい夢中になっちゃった。
爽快!痛快!豪快!\(^o^)/
爽快!痛快!豪快!\(^o^)/
2007年公開とは思えない古臭い作り。これは狙いなのかな?んまぁ、そんなことはどーでもよくて、初めの展開になるまで少し我慢が必要です。その後、殺人鬼のお話になるかと思いきや。。。終盤に向けての加速する楽しさ。色んな意味でめっちゃ荒い作りですがそれらをふっ飛ばす勢いと爽快感がたまりません。地味に撮影も凄い事やってるよね!
強い女
タランティーノが、狙って作ったB級映画。
「キルビル」もそうだったけど、
タランティーノは強い女が好きなんだね、というのが分かった。
出てくる女性陣の会話はほぼ意味なくて、
それを分かって観ながらも、こんな女ども殲滅してしまえと思った自分は、
最後までマイクに”デスプルーフ”として活躍して欲しかったけど、
ラストが面白すぎなのでOK。
あとは撃たれた後吠えすぎ。
観た後は何も残らない映画。
「スタント」の「凄み」
なるほど、と思ってしまう。「スタント」は映画になくてはならない存在。しかし、その存在は常に陽のあたらない場所。
後半を見ればはっきりするが、「スタント」の「凄み」をちゃんと伝えたっかた、というコトなのだ思う。
「スタント」ってこんなにすごい奴らなんだ、と知らしめるための、そんな映画。この、ふざけた内容で一本作れる、そんなポジションにいられる映画監督はそういないでしょうから。
至高のガールズムービー
爆音映画祭で鑑賞。2回目。
初めての鑑賞は何年前だろう。
家で一人でDVDで見ていて、延々と続くガールズトークに嫌気が差して、いつまでこのトーン続くの?なんて考えてた。
そしたらスタントマン・マイクが急発進、急展開。
そうだ忘れてた。これ、タラちゃんの映画だ。
開いた口が塞がらなかった。。
そして2回目の今回。
記憶力の悪い私は、どんな映画か大雑把には覚えてても、話の展開は忘れてた。
家と違って前ガールズトークも、映画館だと集中できるなぁ。
あーこんなシーンもあったかもー。
なんて見てたらスタントマン・マイクが急発進、急展開。
開いた口が塞がらなかった。。
2回目なのに…。
そして第2部。最高。
そうだこれガールズムービーだった。
タラちゃんありがとう。
会話への耐久値高め
特有の会話劇の中でもかなり内容が無いよう(好きな人は凄く好きそう)。それでも会話のリズムはやはり軽快で長くても聞き続けることはできます。
二組目は初めからややスペック高めだなぁ、こりゃ一杯食わされるんじゃないかなって思ったけど案の定返り討ちにあい、腹抱えて笑いました。
全てを計画的に遂行してきたスタントマン・マイクも追い詰められ、狼狽し、結局は助けを乞う姿は滑稽で弱弱しく、自業自得なんだけど妙に愛嬌があるように見えてきちゃう。なんだか嫌いになれませんよね笑
常人には理解不能な動機を持った悪役っていつも魅力的ですよね。最後はどっちが悪者か分からないような感じではありましたが笑
いつもの無駄話に加えエロい女の子いっぱい
友達と無駄話に花を咲かせながらドライブしてるみたいな感覚になりました。タランティーノは足フェチって事で足がいっぱい出てきましたね笑。あと、ちょくちょくレザボアドッグスに似ているシーンがあって楽しかったです。
車と女と酒。男からしたら最高の組み合わせでしっかりカーチェイスも盛り込んであって、お腹いっぱいになりました。
勇ましく猛々しいビッチども、有終の美を飾る
ビッチたちのビミョーに残念な容姿やダサさがB級臭がしてイイwとはいえ、ジャングル・ジュリア(S・ポワチエの実娘)の美尻と御御足の長さと美しさにはうっとりもの(爪のマニュキュアが剥がれかかっているところがまたB級臭でヨロし)
「キル・ビル」のU・サーマンのスタントを演じたゾーイ・ベルの身体能力の高さには羨望の眼差し。ガールズトークしていたビッチどもが、サディスト男スタントマン・マイクをボッコボコに報復する姿はカッコええし痛快!
言わずもがな、音楽はサイコーだし、グロさもカーチェイスのスピード感も抜群と、B級娯楽大作の名にふさわしい映画。
ビッチ最高!!
特に前半の会話シーンが退屈ですが内容じたいは刺激的で、ラストのカーチェイスは最高でした。姉妹編の「プラネット・テラー in グラインドハウス」がゾンビものだったので先に観てしまいましたが、見覚えのある病院と女医が出てきて笑えました。「10 クローバーフィールド・レーン」(2016)で主演だった、メアリー・エリザベス・ウィンステッド(黄色い服の子)が可愛かったですが、いつ殺されるのかワクワクしましたが殺されず、更にアクションシーンにも出ず残念です。
ぶっ飛んでて楽しい。鉄パイプもって箱乗りするとことか好き。悪役が謝...
ぶっ飛んでて楽しい。鉄パイプもって箱乗りするとことか好き。悪役が謝るのにも笑う。
美女がたくさん。顔や胸よりも、足とお尻。
初見は後半のお話のほうが印象強く残るのだけれど、何回も観ると前半のほうがおもしろく感じる。フィルムに加工いれて映画観てる感だしてるのいい。昔の映画ふうな演出がグッド。どちらの話もかなり面白かった。
役柄的には活躍する場面はないがDVDジャケのメアリー・エリザベス・ウィンステッドがすごく美しいと思った。
ずっと見れていなかったデスプルーフ、やっとこさ手に入れたので鑑賞。...
ずっと見れていなかったデスプルーフ、やっとこさ手に入れたので鑑賞。タランティーノの趣味全開(というか性癖全開)としか言いようのない、最高のおバカ映画。
本編は2部構成で、前半はイケイケな女性たちがスタントマンの男にぶっ殺される話で、後半が狙った女に仕返しをされる痛快カーアクション。
オープニングから前編の終わりにかけてローアングルのセクシーショットが目立ちカッコいい演出なのだが、多分タランティーノが下半身好きなだけなんだろうな。前半に登場する酒場の主人はタランティーノ本人で、俺の映画にようこそと言わんばかりに登場。キルビル以降あまり見られなくなったと言われる会話劇もこの映画ではメインじゃないかってくらいの量をぶちこんでいて、タランティーノ色が強い。それも今回はB級映画を作りますというテーマが最初からあるので尚更効果的な役割になっている。
CGなんてクソックラエ!と聞こえてくるラストのカースタントシーンはB級どころかA級映画の仕上がりで、もうA級からもB級からも逸脱した、新しい映画に仕上がってしまってるところが本当にすごい。
フィルムの傷も、B級映画で育ってない人でも真似したくなるくらいカッコいい演出で、トラック使いも相変わらずいい選曲。映画と音楽のサンプリング力はその辺のHIPHOPDJ好きよりよっぽどHIPHOPだ。
映画オタク過ぎて引くわ!バカ!最高か!
B級作ろうとして凄いの出来た(笑)
スタントマン・マイク(笑)
とんでもねぇ変態だ(笑)
おねぇちゃん達の必死ぶりが笑えるわ。
車上でのアクションはさすがに面白いし、くだらなさがB級としての質を上げてる。
変態ヤローに振り回される美女!?たち
中途半端に可愛いセクシーな女の娘たちとハマってしまう駄話にイカしたサントラ群、変態的なK・ラッセルに70'sマッスルカーのクラッシュしマクりな爽快感とタランティーノが拘ったグラインドハウス・ムービーの雰囲気が炸裂。
狙った構図でのセクシーでセンスある描写にラップダンスのシーンでの曲も含めた素晴らしさ。
前半の女の娘グループと後半のグループでは全く違ったキャラ群で話す内容も違って駄話が興味深い。
タランティーノの作品って基本的に主人公側の勝利ってかスカっとしたオチがチャントあって今回もスッキリして笑えるオチが最高。
スタントマン・マイクの後半以降のビビり具合は情けなくて自業自得で笑えるしB級感満載なLOOKをクオリティの高い映像に演出描写と斬新で新鮮。
「バニシング・ポイント」に「ダーティー・メリー/クレイジー・ラリー」な後半の疾走感に爽快感と前半のキュートでダークな不穏感が漂う二部構成的な作りも違った魅力があって一本で二本分の映画を観ているようなお得感も。
猫のゾーイ
全映画の中で1番好きなエンディングかもしれない。
タランティーノ作品の何でも上位に入るフェイバリット作品。
前半後半の色味や質感を変えてるからか、物語内では少ししか時間たってないのに数年後みたいな空気があるのが、時代の変化を描いてるような気がして
前半のフラストレーションを後半で一気に爆発させてくれる最高な構成。
グラインドハウスのB級映画みたいなものとして作られてるけど、普通にクオリティ高すぎてて製作の意図が逆にハズレてるのでは?と思うぐらい好き。
みんなかっこいけど、異常に身軽で根っからの陽キャエネルギーに溢れてるゾーイ・ベルが大好き。
猫のゾーイ!
最後は両手をあげて叫ぶんだよ。
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