劇場公開日 2007年5月12日

「平和会館ではなく、富屋旅館に行きなせえや。」俺は、君のためにこそ死ににいく taro1940さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0平和会館ではなく、富屋旅館に行きなせえや。

2023年12月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

今となって語ることにあまり意味はないが、この映画は要するに知覧の陸軍特別攻撃隊を脚色し、知覧から出撃していった大勢の若者のお世話をしたおばさんの物語になっている。戦争に負けてから特攻隊が特攻くずれと揶揄された差別されていたこともしっかりと描いている。

多かれ少なかれ、こういう特攻映画を見たことで知覧に行く人々が出てくるが、間違っても特攻平和会館に行っちゃいけない。アレは、結局観光客向けの集金施設に過ぎない。知覧という街が知覧茶を売りながらメシ食って生きていくための観光資源、それが知覧特攻平和会館だから、本当に知覧とかこの映画の真相を知りたければ、富屋食堂、特攻平和観音堂、ホタル館に行き、鳥濱家の鳥濱挙大とか、武田勝彦のYouTube講演でも見るのがええ。

taro1940