劇場公開日 2006年12月23日

「感動物と聞いていたので、個人的にはやや期待はずれだったが、万人にお...」リトル・ミス・サンシャイン rireさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5感動物と聞いていたので、個人的にはやや期待はずれだったが、万人にお...

2016年1月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

感動物と聞いていたので、個人的にはやや期待はずれだったが、万人にお勧めできる映画だと思う。
ある程度先も結末も読める、典型的な話ではあるけれど、散りばめられた台詞や人物の行動に、多分誰もがあたたかな気持ちになれる。
登場人物全員が何かしら苦悩を抱えていて、それらは大仰に描かれていて笑えるけれど、誰でも彼らの悩みのどれかには重なるものがあるだろうし、バラバラなようで根底的には共通した、人生への虚無感、無力感、といった普遍的な苦悩だからこそ、ラスト近くの、苦悩の日々にこそ意味がある、という言葉に誰もが励まされると思う。登場人物も個性的で、退屈しない。一度観ればいい。

rie