劇場公開日 1989年2月25日

「トム・クルーズとダスティン・ホフマンの名演技」レインマン りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0トム・クルーズとダスティン・ホフマンの名演技

2022年9月5日
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鑑賞方法:映画館

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午前十時の映画祭12にて。
ロスでランボルギーニなどの高級外車ディーラーを営むチャーリーは、絶縁状態にあった父が亡くなったと弁護士から連絡を受け、遺産目当てにシンシナティの実家に帰省した。ところが、父の遺言状を開くと、チャーリーが相続出来たのは古いビューイックのオープンカーと父が大切にしていた庭の薔薇だけで、土地建物他300万ドルの遺産は全て匿名の人物に相続されることとなっていた。その人物とは、今まで存在すら知らなかった自閉症でずっと病院暮らしの兄レイモンドであると知った彼は、兄を病院から連れ出しロスへ連れて帰ろうとした。しかし、飛行機は危険だから嫌だと言うので3時間で帰れるのに車で3日もかけてロスに帰ることになった。その間、ディーラーは環境規制局の承認が下りず車が売れず不渡を出して大変なことになってしまった。レイモンドは一般常識は無いが、数字の暗記が出来る特殊な能力を持っている事がわかった。さてどうなる、という話。

チャーリーが最初は遺産目当てで兄レイモンドを拉致して弁護士と対決しようとするが、レイモンドの特殊能力を生かしてラスベガスで大儲けし、一緒にいる事でレイモンドの子供のような純粋な心に惹かれて行き、自らも人として成長していく所が見所だと思った。
若いトム・クルーズがカッコよかったし、ダスティン・ホフマンの自閉症(実際はサヴァン症候群)の演技も素晴らしかった。
コンピューターもまだまだ性能が低い時代にあの記憶力は金儲けに使えそうだと思うよね。
ラスベガスで3000ドルかけて外した20は何だったんだろう?誰かがイカサマしたのかな?
スザンナ役のヴァレリア・ゴリノが可愛かった。

りあの