フィールド・オブ・ドリームスのレビュー・感想・評価
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ベースボールはアメリカ
エンディングロールの最後に「全ての親へ」と出るけど、これが答かな。
アメリカの輝いていた次代を知る大人たちが、少なくなる。
平成が終わろうとしている昭和の輝いていた時代みたいな、そんな温かみがある。
久々に観て、涙が溢れっぱなしになった。
優しい気持ちになれる映画です。
音楽愛を感じた
If you build it, he will come
広大なトウモロコシ畑で親の代から野球好きの男レイ・キンセラが神の啓示(?)を受ける。シューレス・ジョー・ジャクソンがやってくる??あ、やってきた。野球場はアッというまに出来て、ふと球場を見るとジョー(レイ・リオッタ)がいた・・・
娘の学校で有害図書排除の集会があり、ナチっぽい母親がテレンス・マンの著作を有害図書に指定したいと演説してる。「オズの魔法使い」や「アンネの日記」まで有害にしてるらしいからなぁ・・・“彼のを癒せ”というふたつめの啓示。それをテレンス・マンだと信じてレイは行動を起こす。しかし、その人物とはムーンライト・グラハム(バート・ランカスター)だったのだ。テレンス・マンも同じく声を聞いていたのだ・・・彼もまた野球で芽が出ず医者になっていて既に故人。
オールマンブラザーズの「ジェシカ」、ドゥービーの「チャイナ・グローブ」、そして全編に流れる美しい音楽。ストーリーそのものよりも音楽に癒される。父親に野球を託されるが、夢がかなわなかったキンセラ親子。
評価の高い
この作品。ハズレはないと思ってましたが、微妙です...
悪くはない、とは思います。が、感動作なら他にもたくさんあると思うし、野球界追放もそれほど不幸指数が高いとも思われないし。
ただ自分がアメリカ人だったならもっと共感できるなにかがあったような気がします。
外国の映画を観る以上、大なり小なり立ち塞がる言葉、文化、歴史、伝統の壁。
その壁を意識しないで済むことも多いですが、そうでないこともあります。
この映画のテーマは普遍的なものですが題材である野球が根付いてないイギリスやフランスの人が、アメリカ人と同じ感慨をこの映画から受け取れるとは思えません。日本人にとっては、野球は馴染み深くはあるものの、やはり歩んできた道程は異なり、文化として見た場合の位置付けも異なります。
この映画はアメリカ人とそれ以外の国の人とで、感情移入の度合いが大きく異なるタイプの映画だと思います。
地味だけど、
地味だけどいい映画でした。特に盛り上がりがある負けではないけれど、心の奥をぐっと揺さぶられる何かがこの映画にはありました。
特に音楽、耳に残るわけでもないし、聞き覚えがあるわけでもない、でも映像と合わせて聞いていると心地よく感動的なものでした!
憧憬と思い出
公開時、まだ20歳前後だったと思うのですが、当時はこの映画の良さがわかりませんでした・・・
でも中年となり自分の父親が亡くなった今見て、ラストシーンでじんわり泣きました。
古き良きオールドアメリカンへの憧憬と亡き父親との思い出を思い起こさせる映画でした。
自分の体験と重ねられない方には、さっぱり意味の分からない映画かもしれません。
しかしケビン・コスナーが若い!
当時、色んな映画でキャスティングされてて売れっ子でしたよね〜
ウォーターワールド、パーフェクトワールド、JFK等々。
懐かしいね〜(^^)
心の声を聞け
心の声に従うという勇気と、それを支え続けた妻。映画の中で起こっていることは、非現実的かもしれないけど、こういうことってある。見るのは2回目ですが、こんなにいい話だったっけって。
「ここは天国か?」「いやアイオワだ」という名言も大好き。
父親に会いたくなりました
映画館、貸ビデオ、TVと何度も鑑賞しているのにシューレスジョーの登場シーンに感激し、ムーンライトグラハムがルーキーからドクターに戻る一歩にドキドキして、バートランカスターの演技に唸りました。
父親とのキャッチボールのシーンでは、亡くなった実父と義父のことを思い出し以前とは違った感情で見終わりました。
農場を潰してまで野球場を建てようとする夫の背中を後押ししてくれる奥さんは偉大。
ケビン・コスナー扮するレイが畑農場を営むある日突然、耳にした「それを建てれば彼が来る」という声。疑わしくも次第にそれは確信に変わり、生活を苦にしてまでそこに野球場を建ててしまう。
それから起こる、"父と息子"にまつわる奇跡の話。
かなり現実味のない映画かもしれないですが、観終わった後に胸に何か温かいものがジーンと染みてくるような素敵な映画。
名作と呼ばれる映画はほぼ、"本当に大切なものは目には見えない" ということを諭してくれているような気がします。
独特の雰囲気を持ったファンタジー映画。 どこまでが現実で、どこから...
独特の雰囲気を持ったファンタジー映画。
どこまでが現実で、どこからがそうでないのか、なんとも不思議な世界。そしてそれがとても心地よい。
野球の素晴らしさもよく描かれている。アメリカもそして日本も、野球が根付いている社会にはたまらないだろう。
ラストシーンにそれは集約されている。そう、親父とのキャッチボール。我々世代はほぼ全員が経験があるのではなかろうか。
死んだ親父にあえたらな。誤りたいこと、伝えたい感謝、山ほどある。
反則映画だ、これ(笑)
夢を見て
熱量溢れる60年代から冷めて、もはや元の時代を取り戻せないと気付き始めた80年代への焦燥感を感じさせる。ファンタジー性が高く、今見ると行き過ぎ感もあるが、それも時代ゆえのことではないだろうか。ケビンコスナーは当時、飛ぶ鳥を落とす勢い。今見ると若い。
●天の声に従うのもいいね
なんとも不思議な映画だ。天の声に導かれ、畑をつぶして球場を作る。理解のある妻がエライ。まったく荒唐無稽だが、やさしい雰囲気に包まれた作品。信じる人にだけは見えるってことか。
映画館によって、見えるのと見えないのってやったら、オモシロイだろうな。
ラストのセリフが最高だ。
ラストの為の映画。
感動系の映画でよく上がるタイトルですが、正直、序盤は主人公についていけなかった。更にファンタジー感にもちょっと冷めながら見てました。
中盤からは球場経営?が軌道に乗ってきたこともあり、展開も発展してきた為、ファンタジー要素も受け入れつつ、そこそこ楽しめました。
そして、ラスト。予想通りでした(笑)
ですが、温かい照明の下、まるで、父と子の会話が聴こえてくるかの様な姿と、切なく余韻の残る演出に感動しました。
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