ファーゴのレビュー・感想・評価
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without blackなblack comedy。アメリカはどうなる!白人曰く『Leave Me Alone』
2回目の観賞だと思うが。
妊娠である必要性が感じない事と、彼女の推理が台本通りでサスペンス無い事が疑問。
・警官が職務質問する時は絶対に二人いる。
黒人が余り出てこないブラックユーモア?こんなのでアメリカはどうなる!
白人曰く
『Leave Me Alone』
イエローな僕は答える。
『yes sir!!』
本当に笑って良いのかなぁ?
まぁ、演出だが頭悪い奴らばかりのサスペンス。
白とイエローとREDの血の火曜日サスペンスだねぇ♥
なんか違うんだよねタランティーノと。
『Time is money』で人生とお金は同じと理解できる。あと2ヶ月のお子ちゃまも時間を浪費して、28歳だねぇ。アンダーソンさんはアメリカだから、お亡くなりになってますよね。
思ったより普通かな
実話に基づいた話と冒頭テロップされて、見始めてすぐに、随分とコメディタッチだなって思った。吹替え版で見たせいか、誘拐役の2人、ジュリーもコメディっぽい会話と声で、違和感。案の定、計画はズサンで、打ち合わせも適当で、上手くいきそうな感じがない。
それでも、ナンバープレートをつけ忘れていなければ、何とかなったのかもしれないが、これが全ての発端か。警察官を殺し、目撃者のアベックを殺し、誘拐場面でもドタバタで手際が悪い。身代金の準備も計画どおり行かず、更には、受け渡しまで義理の父にやらせることになり、父が殺され、犯人の一人カールも傷を負う。挙句の果ては、誘拐した妻が騒いだといってゲオが殺し、カールはゲオに斧で襲撃され切り刻まれる。
まあ、よくこれだけ次から次へと殺人の連鎖が続くなあと感心。適当だから、上手くいかず、それを隠蔽しようとして次の殺人が生まれる。それがブラックなのだろうけど、自分には、それほど面白く感じなかった。でも、アカデミー賞の脚本賞、カンヌの監督賞を取っているのを見て、へえーって感じ。この脚本が良いとするならば、まるで本当に起こったドジな誘拐殺人事件っぽく見えたということか。
えっ、めっちゃクソやん
これ、実話??
主人公のおっさんやばすぎるやろ。
ほんま自分勝手な上に頭悪すぎる。
雇った誘拐犯もお金の為に人殺ししまくってんのに悠長で挙句仲間割れしてるし。
ほんま息子のこととか考えへんかったんかな?
警察も私たち幸せねって、人いっぱい死んでる事件の担当のくせにそんな他人事なんかいっ!
ドキュメントを観ているような感覚
・20年くらい前にDVDで観て以来、二度目。各所の印象が深く残っていたけど、ストーリーは全然覚えてなくて、観てみてとても面白かった。20年前に観たときは確か、盛り上がりのない静かな映画で大きな盛り上がりもないなぁと思ったと思うけど今観てみたら、不安感やサスペンスの空気感や登場人物のキャラが全員立ちまくっててなんじゃこりゃあと驚愕だった。
・妊婦の警察官と主人公?の男が犯人ってだけ印象に残っていて偽装誘拐や頼りない主人公や奥さんが何かイタい人っぽい、警察官の旦那さんが売れてない画家とか面白い。実話を元にしているとは思えない展開で驚く。途中、本筋とは関係ない警察官の昔の知り合いの男が精神的に病んでいるとか、ああいうシーンが好き。物語上は無駄に思えるけど、なんかリアリティを凄く感じられる。多いとしんどいので加減が難しい。
・主人公の男の計画が一個も思い通りにならないのが面白すぎる。金を工面できそうってところだけうまくいっていたけど、偽装誘拐を頼んだ男の助言でしているのもまた面白い。それに巻き込まれて殺されるのも何だか不条理だけど現実ってそんな気もするという気になる。実際にはかかわりたくないけど。
・真冬の凍てつく空気が常に閉鎖的で緊張感の演出に一役買っていると思った。
ミンチは実話かーい。
自分の義父からお金を取るために自分の妻の偽装誘拐を計画したところとんでもない事態へと発展していく話。
まず「実話を元に」って最初に提示されてるけどこんな事件ないのが1番驚いた。劇中、多方にホラ吹きまくる夫のようにこの映画自体も最初からホラ吹きだったとは。
でも、死体を木を粉砕する機械に入れてるのはコーエン兄弟が着想として織り込んだ実際の事件でもあったらしくて、1番フィクションっぽいところはリアルなんか言って思った。人間ミンチからの人間ハンバーグが『キングスマン』で出てきてさすがにエグってなったのだが、本作ハンバーガーをマクドーマンドが食べてるシーンが2回出てきてより連想されたわ。
私はこの映画「銃を持てる社会」に対する疑問を投げかけてるように感じた。銃賛成派の主張として「もし銃を持った人が現れたらそれに対抗できるのは銃だけだ」っていう意見がよくあるらしいんだけど、この主張、義父が死ぬシーンで真っ向から否定されてる。撃たれて打ち返したけどそんな銃撃ったことない人が撃ってもちゃんと当たらんし、より激昂されるっていう。
手にすれば一瞬で人の命を奪う事が出来るという銃の魔力が、人を大胆な行動に突き動かせるし、自分は絶対的な力があると過信させる。ほんとに日本は銃が持てない国でよかった〜
あとはやっぱり、フランシス・マクドーマンドが可愛すぎる!その旦那さんもボーっとしてるけど、ちゃんと食料を提供してくれるの最高!
ファーゴとは
洋画には「マルホランド・ドライブ」のように、地名を使ったタイトルが時々ある(邦画でもあったかもしれないが今は思いだせない)。タイトルだけではどんな内容かは全くわからないので、事前情報なしで見たい私にとっては都合が良い。
この映画はノーズダコタ州のファーゴという町のバーで、事件となる偽装誘拐を依頼するシーンから始まる。という訳で、タイトルのファーゴとは町の名前であることが分かる。ただ、映画のポスターから事件に関する物語だということが既に想像がついてしまっていたが。
誘拐事件、殺人事件の映画としてはそれほど面白くはなかった。特に、妻と義父までも殺されるのはちょっとやりすぎのような気もした。ただ、事件とは全く関係のないシーンが面白かった不思議な映画でもある。
主人公(女性警官)と同僚が、最初の殺人現場で、コーヒーを飲みながら現場検証をしていたり、車で移動中にジョークを言ったり(結局、字幕のJ3L2404のジョークは理解できなかったが)、夫のためにミミズを買ってやったり、昼食のビュッフェで、いちいち選ぶ料理をアップで撮っていたり(ある料理は躊躇して取らないシーンまであったのには笑ってしまった)、事件の情報収拾で出張して泊まるホテルで地元の刑事に昼食にいいお店を聞いたり、学生時代の日系?の元ボーイフレンドに会ったり、誘拐を持ちかけた夫がレストランで身代金渡しの深刻な会話をした後、満足でしたか?とレジ係に訊かれて、「うまかった」と答えたり、全体的にブラックコメディ仕立てになっていた点が特に面白かった。
ラスト、主人公夫婦の会話がいい。
(主人公が、3セント切手のデザインに採用されて鼻が高いと夫をほめ)私たち幸せな夫婦ね、愛してる、あと2ヶ月(子供が生まれるまで)。→ 身代き金の100万ドルより、価値のある3セントということかな。
あと気になったのが、偽装誘拐の理由が金に困ってとのことだったが、どんな理由で困っていたのか、また、犯人の一人が雪の下に隠した大金はどうなったのか。
独特な面白さ
自動車販売の営業マンのジェリーが妻の偽造誘拐を,2人の男に依頼することから物語が始まる。
ヘンな顔のおしゃべりな男と無口だけどキレると凶暴な男の2人組もなんともいえない面白さ。2人が道中で売春婦を買うのだけど、その2人の後のインタビューも面白い。
ジェリーの義父や弁護士とのやり取り、お客さんに対する仕事のいい加減さも笑える。
偽造誘拐のつもりが犠牲者が出てしまい、捜査を担当する警察官は妊婦さん。つわりがあったり、夫との会話がなんとも言えない可笑しさ。
爆笑する面白さではないけど、フフッて鼻で笑っちゃうような可笑しさが随所にあって独特なおもしろさがある。でも冒頭で実際にあった事件で名前以外は殆どが事実とあったが、こんなにコミカルな映画にしていいの?ちょっと不謹慎ではないか?
結局6人?殺されてしまった事件に発展。でもホントはこんな事件はなくて、冒頭の解説もストーリーの一部らしい!何てこった🤷🏻♀️
まんまと騙されちゃったよ😏
こんな方にはお勧めの映画かも知れません。 ・犯罪物の映画が好きな人。 ・ブラックな笑いが好きな人。 ・役者の演技力を感じたい人。 ・ダメ人間が好きな人。
『人間は、おかしくて、悲しい』
何を書いてもこの公開時のキャッチコピーを超えるのは難しい、この映画にぴったりの言葉だと思います。
身内の中だけのちょっとした疑似誘拐をでっちあげて、必要なお金だけをせしめるつもりでいたのに、どんどん話は大きくなり、思い付きの嘘での場の取り繕いも通用しなくなり、追い詰められていく感じ。
これが『ユージュアル・サスペクツ』のキントであれば明晰な頭脳で騙し切りますし、
『羊たちの沈黙』のレスター博士であれば綿密な計画で次の案を繰り出し逃げ切るのでしょうが、
残念ながらジェリーは知能犯でもなければ、策略家でもないです。
全て思い付きと、甘い期待でドツボにはまっていきます。
ジャンルとしてブラックコメディにカテゴライズされる作品ですが、この映画が該当するのかは悩むところです。
笑うのが忍ばれるようなコメディというよりは、潜在意識にピリピリと響き過ぎて観ている内に笑えなくなってしまう話。
人が死ぬから。と言うよりも、"誰かの掌で転がされながら逃げ回る怖さ"が深層心理から引き摺り出されて、笑う処ではなくなってしまいました。
人の情けなさ、愚かさと並行して人の狂気も描かれています。
誘拐の実行犯となるカールとゲアの二人、見るからに癖のありそうな風貌でよくしゃべるカールと、全くしゃべらずに淡々と殺人を繰り返していくゲア。
ゲアは殺し方もえぐければ、死体の処理の仕方もえぐいです。
終いにはカールも殺し、木材粉砕機で証拠の隠滅を図るゲアの画は、多くのスプラッタ映画の決めカットを凌駕するほどに不気味で怖いです。
狂気と言えば、ストーリーとは全く関係のない展開で登場する日系人のマイクの姿も狂気じみています。
涙を見せながら身の不幸を語り、マージにすり寄ろうとする姿が全て偽りだと気付いた時の不気味さ。
この映画の根底が人間の愚かさだけではなく、更にその奥底に人間の狂気が含まれていることを受け手に強烈に印象付けていたように思います。
人の愚かさ、狂気と対比するように、主人公のマージは飄々と現場の状況をプロファイリングし、着実に捜査を進めます。
出産まで2カ月に迫った身重の捜査官、その設定だけでも最悪の事故が起きないか?と心配になりますが、彼女の明晰な頭脳は常に相手から最短で情報を引き出し、必要な調査を並行で指示し、最短で犯人の元へ辿り着く。
犯罪者たちを見て「人間は、おかしくて、悲しい」と一番思うのは彼女だと思います。
「なんでこの程度のお金で。。。」
「人生にはもっと素晴らしいことがあるのに。。。」
けれど、その言葉も全身が狂気に毒されているゲアには届くこともないです。
きっと、小賢しく愚かしいジェリーやカールには届く言葉なのだと思います。
彼らは、「ここまでする気はなかったのに、なんでこんなことになってしまったんだろう。。。」と後悔するのだと思います。
本当に『人間は、おかしくて、悲しい』です。
ラスト、自宅に戻り、画家の夫とベッドで寄り添うマージ。
事件の余韻もなく夫との時間を共有しくつろぐ彼女の姿も人間の不思議さをこの映画に加えているように思いました。
ストーリーとしては以上ですが、流石に名作と言われるだけあって、役者の存在感や舞台となる雪のミネソタの風景には圧倒されました。
オープニングの雪の中でシトロエンを引いてくるシーンの荘厳さは、いったいこれから何の映画が始まるんだろう?と不思議に感じる程。
音楽もシンフォニックな盛り上がりがあって、かっこいいという意味では凄くかっこいいんですが。
いい意味で違和感のある選択だったように思います。
また映画全体の画として、雪に覆われた世界は何度も繰り返される殺人と血を引き立たせ、この映画の狂気が映える映像だったように思います。
役者陣も、ウィリアム・H・メイシーやスティーヴ・ブシェミ等、愚かしい人代表の二人は当て書きじゃないか?と思うほど、期待通りの二人でした。
ピーター・ストーメアの静かな狂気はピリピリした怖さの伝わる演技だったと思います。
そして最後に、ヒロインのフランシス・マクドーマンド、役者として観るのは初めてでしたが、上の3人とは全く異なる理性を持ち、飄々とした立ち回りが映画としても一段階レベルを上げているように感じる程でした。
この作品でアカデミー賞の主演女優賞だとか、納得です。
ノマドランドも観てみたくなりました。
「嘘の塊」と「人間の愚かさ」
もう何回観ただろう。そして長いこと騙されていた。
そう、この映画は嘘の塊なのだ。
まず冒頭の約束の時間から間違っている。つまりどちらかが嘘を付いている。息子スコティが家族との食事も早々にマクドナルドに行くと言う。これも嘘かもしれない。ディーラー内で塗装料の件も上司に相談すらしない。ローン会社から車体番号を問われても嘘をつき続ける。
序盤だけでも嘘のオンパレードだ。
そして、嘘の象徴マイクヤナギタ。
目の前で涙ながらに身の上話をされて誰が疑える?
映画が始まる前、重厚な音楽と共に「実話に基づいた話、忠実に再現した」と謳われれば信じてしまうだろう。
こんな事件どこかにありそうだよね、と思わせるくらい、世界のどこかで些細なことから始まった悲劇は繰り返されている。そのくらい人間とは愚かなのだ。
そして最後、「普通」「平凡」が一番だよねと訴えてくる。あれだけ凄惨な殺人事件を見せられた後に、小さなことに幸せを感じるシーンにとてもホッとさせられる。
「人生はお金よりも価値がある」
こんなありきたりなセリフが胸に響く。見事な展開、脚本だ。
この映画を名作にしてくれたのは他の誰にも代わりは務まらないと思わせるキャスティング。そして、音楽、撮影地。
どれをとっても完璧である。
衝撃の実話。一定のテンポなのに惹きつけられる不思議。
音楽が良かったです。牧歌的でありながら物悲しい曲調が舞台や内容に合っていて、印象に残りました。
展開はわかりやすく、リアリティがありました。メリハリなく常に一定のテンポで展開していくけれど退屈さはなく、むしろ惹きつけられるような独特の雰囲気を持った作品です。実話らしい、客観的で一歩退いたような画面作りが良かったです。1987年当時の雰囲気を作っている、そこそこ最近の作品かと思っていました。23年前だと知ってびっくり。
警察官に車を止められたあたりからはずっと鬱鬱として胸苦しく、どういう気持ちで観ていたらいいのかわからなくなりました。
鑑賞後にだいぶ気分が沈んだのですが、なんと!本作は本当はフィクションらしいですね!やってくれる…しかし救われました…。冒頭のテロップも含めてフィクションって…そんなのあり?実話でも脚本賞って取れるんだーとか呑気に思っていました。まさに衝撃の「実話」。さてはコーエン兄弟、相当の曲者だな?
ヒントはポールバニヤン(ホラ話の象徴)とマイクヤナギダの話(嘘)にあったんですね。マイクは話の大筋に関係がなく違和感があったので、なるほどな〜と思いました。あとはカールがお金を隠したことは誰が証言したのかも疑問に思っていました。ある意味どんでん返しの作品ですね。おもしろい。
フィクションだとわかるとブラックコメディの見方もできますね。パンケーキ好きな寡黙な大男とか、部下にもらったコーヒー捨てるとか、身代金値切ろうとする父親とか。初見はほぼ真剣な顔で観ていましたが、次からは笑って観られそうです。
荒唐無稽に見えて、悪事が泥沼化していく様は現実でも起こりうるかもしれないと思わせられます。この絶妙なバランス、上手いですね。
ポールバニヤンの像が撮り方によってやけに怖く見えてビビりました。
あと終盤の木材粉破砕機はエグいですね…。また雪に赤が映えること。実際に事故では起こったことがあるらしいです…考えただけで恐ろしい。
演者みなさん表情が良かったですね。特にピーターストーメア扮するゲアのあの何を考えているのかわからない薄気味悪さ、怖さはなかなか出せないと思います。
カールというかスティーヴブシェミが聞き込みの度に「全体的にヘンな顔」と言われていたのは少し笑ってしまいました。特徴的ですよね、好きです。シェプにぶん投げられるところもおもしろかった。『レザボア・ドッグス』のピンクよろしく金にがめついお喋りな小悪党、最高でした。
フランシスマクドーマンドも自然な演技ながら存在感があり、格好良かったです。役作りでミネソタ訛りの英語を習得したそう。ガンダーソン夫妻は素敵な関係でしたね。癒しでした。
ウィリアムメイシーのにっ、と音のしそうな愛想笑いも好きです。情けない役なのですが、その普通の人っぽさに自然と同情して観ていたので展開が辛かったです。
フィクションとはいえ、どんなことでも隠そうとしたり、小細工しようとするのは良くないですね。誠実でいたいと思わせてくれる作品でした。
冬のミネソタの 惨劇
小悪党のジェリーの計略が 雪玉を転がすように、
どんどん大きな惨事に なってゆく
冬のミネソタ
庶民の 悪事と転落って こういう風に進むのかも、とも思わせる
沢山、死ぬのに おかしみがある
それぞれの人間の中の、ちょっとした邪悪さと暴走が 拡大してゆくのだが、それを止めるのが 妊婦の警察官
彼女の健全さと 幸福さは「足るを知る」という
ことわざを思い起こさせる
人生の真理は、様の東西を問わないか…
俳優が みんな 一癖あって、おかしい
まともな妊婦警察官マージ(マクドーマンド)が 淡々と仕事を進めていく様子も、アメリカの良心みたいなのだが、おかしみがある
私は 劇中で「変な顔」と、言われ続ける
ブシェミの 笑ってるような、泣いてるような、怒っているような顔(個性)と 小悪党感まるだしの存在感(演技)が、気になった
大男(ストーメア)との 対称も、面白い
潔癖症で 静寂を好む大男が、迷いなく人を殺すのも 病んでる感じがする(ミンチにした!)
車がないと どうしようもないミネソタの(アメリカの)広大さと、たまにすれ違う対向車が怖い
雪の地平線、美しいが 怖い…
雪で閉ざされてしまった 田舎町の住民の、軽い恐怖と狂気が わかるような気が…
(ディーラーのジュリーの元を 訪れる客が、塗装を拒むのも おかしい)
治安は良くて のんびりしてるが、それでも 警察官の苦労と恐怖も 想像できる、冬のミネソタ
面白かった!
とても面白かった
大昔に見たっきりで『シンプルプラン』とごっちゃになっていた。
登場人物がクズばっかでとても面白かったし、実際犯罪者はあんな感じのうっかりした人が大半ではないだろうか。主人公は、奥さんが生きていた方がよっぽどひどい地獄を見たはずだ。徹底的になめらていたのだが、彼なら仕方がないだろう。「頼りない」は彼の本質を突いているし、絶対に出資したくない。
妊婦の警察官が単独で捜査していくのだが、コンビが基本ではなかっただろうか。なにしろ妊娠中なので危害を加えられないか心配で仕方がなかった。
(追記)
午前10時の映画祭で初めてスクリーンで見る。4年前に見ているのにほぼ忘れている。ブシェミがやたらと変な顔呼ばわりされているが、主人公のウィリアム・H・メイシーもけっこう変な顔だ。すごく面白かった。
大体忘れているのだけど、ラストの破砕機で人体を粉砕しているところは最初にレンタルビデオで見た時から強く印象に残っている。黙々と作業するピーター・ストーメアが怖い。
変な映画ー
で、かなり好きだった。
行き当たりばったりで人が死んでいき、
ひどいんだけど、
悪人と言うには馬鹿過ぎて、
お金より大切なものがあるよという
マージの言葉はきっと理解されてなくて、
そのなんか救われないなぁという。
でも実際に起きてる事件とか殺人も
行き当たりばったりで起こってしまうことが結構あるんじゃないかなぁと、
ゆるい調子で進んでいくから、気楽な気持ちで観てたけど、実はひどいぞと。
フランシス・マクドーマンドがまだ若く、
可愛らしい。
妊婦だからなんか動きがのんびりしてるのも可笑しかった。
たまたま妊婦の時に見れて良かった。
大切なもの
お金が手に入るなら、何の計画も立てずに、身内も殺すし、見知らぬ人も殺すしで、金と暴力とバカに支配された国をブラックに描いた傑作です。
自分の手を汚さずに殺人を委託するだけで、あとは底辺のバカが適当にやってくれるだろう的なジェリーの発想は、正に今のアメリカ国家の発想そのものではないでしょうか。フランシス・マクドーマン演じる女署長がラストで、「お金より大切なものがあるわ。そう思わない?」と言いますが、金と暴力とバカに支配された国では完全にギャグになってしまうところが、エグいところです。言葉が通じないというか。
アメリカのネガティブな部分はシリアスなドキュメンタリーフィルムで表現した方が簡単だとは思いますが、コメディタッチで表現するコーエン兄弟は、やはり凄いとしか言いようがないです。私の中では、マイケル・ムーアに近い印象です。
これが現実か泣
出来心の嘘を貫くのに、ここまで逆方向に向かっちゃうのかっていうくらいに思い通りにいかない悲しさ、そしてこれが実際にあったという悲しさ。(って思って調べたら、あの実話ってテロップはただの演出で、実際はフィクションなんですってwなんやねん!爆)
でも悪いこと、するもんじゃないですね( ͡° ͜ʖ ͡°)
それにしてもジェリー辛すぎるわ泣 1つのものを邪道で手に入れようとして、欲しいものどころかそれ以上の大事なものまで失ってしまう。事件の終着点と斧を持った男の人形を見てからの「人生にはお金よりも大事なものがあるわ。そう思わない?」というマージ刑事の言葉はなんか考えさせられます。
軽快だけど刺激的で、丁寧に練られた脚本には終始釘付けでした。コーエン兄弟パネエっすね!また何度も見たい映画を見つけました。
100点!
あっさり解決
ラストが意外とあっさり終わっていったな…という感じでした
小さな嘘がおおごとになっていく感じは、どうなるんだろう…と思って見ていたけど
あまりハラハラする要素もなく淡々とはじまり淡々と終わっていった印象
警察陣?がなんか変な感じだった…夫も含めて
田舎の純朴なゆるい雰囲気を出したかったのかもしれないけど、
なんか違和感を感じた
日本語でみてたので、そう思ったのかも
喋り方がすごく間延びしていておかしかった…
字幕で見たらよかったです
誘拐犯の二人は雰囲気も役柄もよかった。ありがちな犯人像ってかんじ
主人公やその家族たちもリアルで
こういう人、いるよねー!って思えたけど
警察役とその関係者たちだけなんだか異質だった
コーエン兄弟のノーカントリーはテーマを感じられたけど
この映画は、で…なんだったの?で終わる
冒頭に、この映画は事実をもとに作った…って書いてあったのですが、実はそんな事件はないみたいで
でも、みてたらこういう事件、起こりそうなんですよね
誰が主人公かと言われたらわからないし、それぞれの人生が同じ時間軸で様々な方向にすすんでいってるかんじ
これがこの映画のテーマでしょうか
この映画を見たあとに明日に向って撃て!を初めて見たのですが、
ファーゴってアメリカンニューシネマの現代版みたいだな、と思いました
昔の映画と違ってあるところに悪党がいて…という単純な構図じゃなく
悪党には雇い主がいて、関係性がちょっとややこしくなっていますが
アメリカンニューシネマは、まだ犯罪者やアウトローな主人公にも共感できる部分があるのに、
この映画は誰にも共感できないというのも、不思議な映画だと思いました
事実です(笑
事実です、と言ってるけど…w
どうしようもないな、この男w
コメディタッチなところもあり、楽しめましたね。
内容はコメディじゃないけど…
死に方がなんか笑えてしまうんですよね。
それぞれの配役もよかったな。
ちょい古い
ノーカントリーがひくほど傑作だったのでこちらも鑑賞。
計画が無計画すぎて事がどんどん悪い方向に向かうのが見ててリアルで新鮮でした。素人の犯罪って結局はこんなものなのかって思いました。
かなりテンパっている主人公と誘拐犯に反して刑事役の家庭が驚くほど普通に移されているのが面白かったです。
不細工な誘拐犯がいい役してました。雪も綺麗でした。
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