「今では撮れない作品だろうな」ディア・ハンター　Iwarenkonさんの映画レビュー（感想・評価）

若かりし頃に数度の鑑賞。最近では、あえて配信系では観ずに劇場公開を待った作品。
内容的にはベトナム戦争の悲惨さを描くのだけれど、作品自体が3時間の長丁場。前半のシーンが余分だとか評されることも多いように感じるけど、それらのシーンがあるからこそ、エンディングでの号泣を誘うのだと思う。非常に余韻の長いラストシーンだ。
本作でのデ・ニーロは本当にカッコ良すぎる。あのシーンを演じられる俳優さんは少ないだろうな。そしてクリストファー・ウォーケンの存在感、チミノ監督のメガホンと本当に素晴らしい作品だった。