劇場公開日 1974年4月13日

「選んだ道に後悔しない女性の生き方」追憶(1973) Gustav (グスタフ)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5選んだ道に後悔しない女性の生き方

2020年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

自尊心が高く政治思想も明確な気の強い女性ケイティと、世の中の流れに逆らうことなく自己の幸福を着実に求めるハベルの、出逢いと結婚、別れと再会を時代背景の考証を踏まえて描いたシドニー・ポラック監督の女性映画の先駆け。この作品と翌年のジョセフ・ロージー監督、ジェーン・フォンダ主演の「人形の家」が、1977年に一気に顕在化する女性映画の先陣であったと思う。当時大スターであったロバート・レッドフォードが一歩下がり、歌手で女優のバーブラ・ストライサンドを主役に、女性の生き方を後悔なく描いている。最後、ふたりだけの想い出に終わる回顧調の物語の甘さはあるが、映画ではタブーの赤狩りを扱う新しさが印象に残る。男性に頼らない自立した生き方を自ら選ぶストライサンドの表情と、名曲のテーマ主題歌の歌唱の素晴らしさが魅力の映画。プロローグのタイトルバックとラストの学生時代の風景描写もいい。

Gustav
マサシさんのコメント
2023年4月20日

突然、思い出しました。
『帰郷』です。『ジェーン・フォンダ』の『帰郷』です。『ふたり』と『帰郷』だったはずです。
だから、追憶はテレビかレンタルビデオかなぁ?駄目ですね。つくづくすみません。お騒がせしました。

マサシ
マサシさんのコメント
2023年4月20日

追伸 『ふたり』と二本立てと申しましたが、正直分かりません。『ふたり』は確かモロッコ辺りが舞台であったかなぁ?位の記憶で。
やはり、きちんと記録しなければ駄目ですね。すみませんでした。

マサシ
マサシさんのコメント
2023年4月20日

おはようございます。大変にありがとうございました。
調べて頂きまして、大変にありがたく思っております。
やはり、当該の脚本家の自伝的要素が大と推測してました。お時間を使って頂き、しかも、丁寧にご説明頂き、大変に恐縮しております。ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

マサシ
マサシさんのコメント
2023年4月19日

音楽の件はありがとうございました

マサシ
マサシさんのコメント
2023年4月19日

こんばんは。
劇中のバベル原作の骨抜き映画って?また、誰がモデルなのか気になっています。
御存知ならお教え頂ければ幸いです。
50年も前の映画なんですね。早いな。

マサシ