アヒルと鴨のコインロッカーのレビュー・感想・評価
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脚本がいい映画は、やっぱり面白い
脚本がいいというより、原作が面白いんでしょうね。
是非、原作未読なので、読んでみたいと思いました。
もしかすると、2回目観たら、また違う感想なのかもしれません。そんな映画でした。
しばらくしたら、もう一度観たいと思います。
【”風に吹かれて、”自由に生きるも、神の声に導かれ、正しき行いをする若者達を描いた作品。】
■全体的な感想
1.中村義洋監督・脚本の作品に”ほぼ”外れなしの法則が当てはまる作品。
2.瑛太と松田龍平のバディ・ムービーの切っ掛けになった作品。
・「まほろ駅前」シリーズ
3.淡々と進むストーリーが、初期、村上春樹作品を感じさせる作品。
・「風の歌を聴け」
・「パン屋再襲撃」
・「納屋を焼く」
⇒後年、「バーニング 劇場版」として、イ・チャンゴン監督により素晴らしき映画となった。
4.物語構成の見事さ
・原作を読んでいても・・、素晴らしい。
◆個人的感想<Caution! 今作のレビューですからね・・>
1.原作を書いた伊坂幸太郎氏は、大学(大学院は別の学校)の同学部の大先輩である。
(で、全ての著作は既読。)
彼の映像化された作品はほぼ、仙台で撮られているのが嬉しい。
一番好きな映像作品は「アイネクライネナハトムジーク」であり、仙台駅前のペデストリアンデッキで、毎晩歌をうたっている人は、”仙台の守り人”だと勝手に思っている。
2.懐かしき、八木山動物園。
私の母校ではないが、東北学院大学キャンパスが使われているのも嬉しい。
<伊坂幸太郎氏原作の映像化作品としては、初期作品になるが「ポテチ」「フィッシュストーリー」と並んで好きな作品である。>
伊坂作品を続けて鑑賞
終始ボブ・ディランの「風に吹かれて」が流れている。
小説の中では一体どうやって表現しているのだろう。
アヒルと鴨はそういう意味か。
この作品も悪は悪として描かれていて、成敗が成立している。
香港映画だけかと思ったら、日本も勧善懲悪ものが多いんだなぁ。
鬼滅の刃がヒットしたのは、鬼にも心情がある点だと聞いた。
悪を排除していくことで、何が変わっていくんだろう。
蜂の法則からすれば、働かない2割を排除したら、また新たに働かない2割が登場するという。
悪とされるコロナを排除したらハッピーな日々が待ってるのかなぁ。
難解すぎる。原作を知らないとついていけない作品かなって思った。自分...
難解すぎる。原作を知らないとついていけない作品かなって思った。自分の理解力が足らないからか、訳がわからずに終わってしまったが、人気が高そうなので、きっと面白いのだろう。
異文化視点を入れたどんでん返し
秘密がわかる、見ていた風景がガラッと変わるっていう映画。個人的には秘密が分かるまでの間が中だるみしたかなと思いました。異国文化、そこからの視点を盛り込み、人の死を切り取る切なさが残りました。
「よくこれを映像化できたな」というのが一番の感想
原作である伊坂幸太郎の小説のファンで、何度も読み返したことがあるくらい好きな作品です。
「映画化された」という話を聞いたときは本当に驚きました。この作品は過去と現在のストーリーが交互に展開され、後半にその二つのストーリーが繋がっていくという作品で、伊坂幸太郎の持ち味である怒涛の伏線回収が存分に発揮された魅力的な作品でもあります。しかしこの作品は叙述トリックが多く登場する作品でもあり、「絶対に映像化不可能」だと思っていました。
原作ファンだからこそ、正直あまり期待せずに鑑賞いたしました。
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大学入学のために仙台のアパートに引っ越してきた椎名(濱田岳)。隣人の河崎(瑛太)という男から「同じアパートにいる引きこもり留学生のドルジに広辞苑をプレゼントしよう」という提案をされ、言われるがままに書店強盗を手伝わされるハメになる。渋々書店強盗に協力した椎名だったが、この事件の裏には2年前に起こった河崎と元恋人の琴美とドルジにまつわる物語が大きく関わっているのだった…。
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原作小説では主人公の椎名が書店強盗を手伝い河崎と親交を深めていくパートと、二年前に起こった河崎と元カノの琴美、そして留学生のドルジに関わる事件が描かれるパートに分かれており、二年前に起こった様々な出来事が現在の出来事の伏線となっているのがこの作品の魅力です。巧妙なミスリードもあり、恐らく初見で真相に気付くことができる人はいないんじゃないでしょうか。
しかし先述の通り原作小説は「文字だからこそ通用する」ような叙述トリックを多用する小説であるため、普通に映像化してしまうと絶対にラストに関わる重大なネタバレになってしまうんです。
「映像化不可能と言われていた作品を映画化」という作品はいくつもありますが、残念ながらそれらの作品は驚くほどにハズレの作品が多いです。無理やり映像化しようとして原作のストーリーを削ったり改変を行ったりして、せっかくの原作の魅力が削ぎ落とされている作品がほとんどなんですよね。
しかしこの「アヒルと鴨のコインロッカー」、期待しないで見たというハードルの低さもあるかもしれませんが、「ちゃんと映像作品として成立している」のです。これは本当に驚きです。もちろん映像化するにあたっての改変はありましたが、原作の良さを損なうことなくしっかりまとまった内容になっていたように感じました。原作ファンの私としても大満足のクオリティでした。
この映画を観て興味を持った方は、是非原作小説もご覧になってください。映画化にあたってカットされた部分もありますし、映画版と比較してみるのも面白いんじゃないでしょうか。オススメです!!
切ない
関ムカつくなぁ。あーゆーやつは多分あんな目にあっても生きてさえいれば懲りないと思う。なんで轢かれた時点で捕まらないの?やっぱ外国人の言ってることは邪険にされるから?全ての経緯が切なくて、救われなくて、みてられない。動物虐待を罪にしたのも解せない。惨すぎるよ。。だからこそこの映画にはいいのかもしれないけどね。
とにかくエモい
小説だからこそ活きるトリックを、上手いこと映像に落とし込めたなあ、と思います。
映画としても、
全体的に雰囲気がエモーショナルで素敵です。
濱田岳さんとボブ・ディランがいい味出してます。
映像的には素朴なのにいつまでも印象に残る作品です。
映像化するのが難しい題材。やっぱり成功とは言い難い。映画としてそん...
映像化するのが難しい題材。やっぱり成功とは言い難い。映画としてそんなに悪くないんだけどね。ちょっとショボいけど。
違和感
原作未読ですが、伊坂幸太郎の本は過去に何冊か読んでます。なので、伊坂幸太郎の本の雰囲気は出ていたと思いますが、なんだか作品に違和感がありました。まずドルジの日本語がいくらなんでもネイティブ過ぎる。色々と唐突すぎる。ドルジが車の運転ができる事は普通のこと?などなど、観ていて疑問に思ってしまいました。
色んな謎が入り組んでいる
神様に内緒にしてもらおうよ。とラジオをコインロッカーに入れたシーンがすごく良かった。
主人公いい人そう。っていうかいい人を演じるのが上手い。
大塚寧々はあまり好きじゃなかったけど、なんかここでは好きになった。
ちょっとと言う点は、「そこまで外国人留学生に冷たくするか?」
と不自然さを感じたこと
日本語が急速に上手くなっていることに違和感を感じたこと。
もうひとひねり、↑これを説明して欲しかった。
ブータン人と日本人
どんでん返しというか、中盤で衝撃の事実が判明する。
これは二度見必至。
ボブ・ディランの『風に吹かれて』が心地よい作品。
気の弱い学生を演じる濱田岳の演技がお見事(^^)b
おかげで、(良いのか悪いのか)ほのぼのとした空気の流れる作品になっている。
とりあえず、岡田将生や関暁夫も若い!
でも、濱田岳は変わらんなぁ~
牛タン弁当があるのなら、ブータン弁当があってもいいじゃないか。
中盤からのどんでん返しが上手い。前半、本屋で広辞苑を強盗するという場面がリアリティに欠け、なぜ盗まなきゃいけないのかさっぱりわからない。なにしろモデルガン2丁をわざわざ買うのなら、広辞苑を数冊買えるだろうに・・・隣の隣に住むブータン人留学生ドルジと恋人琴美(関めぐみ)との関係、彼女の勤めていたペットショップ店長麗子(大塚寧々)との関係とか、不自然なことが多すぎる。謎と不自然さに包まれているので、どうなることかと心配までしちゃいました。
ひとつの真実が覆されると、全てが自然な展開となる。巧いな~ずるいな~悲しいな~と、観客の感情を揺さぶる見事などんでん返し。火野正平か枝豆をさえないキャラにしたような主演の椎名(濱田岳)の雰囲気もよかったためか、瑛太の存在感も輝いて見える(濱田が引き立て役とも言える)。さらに中盤以降に登場する松田龍平も魅力的に思えてしまう・・・特に“シャロンとマーロン”のつまらないショートストーリーだって心に残ってしまうんです。
タイトルは「アヒルと鴨の違いを知ってるか?」という、どうでもいいようなテーマでしたけど、観終わってみると、日本語が喋れても未だに日本人に溶け込めないブータン人の悲哀まで感じられます。そして、犬を大切にする精神や、人の命をなんとも思ってないような悪人との対比。復讐をする行為はいかがなものかと思いますが、「風に吹かれて」のように答えを風の中に見つけられず、神様を封印することによって全てを正当化できないやりきれなさを感じさせてくれる。
そのボブ・ディランの「風に吹かれて」がずっと使われているこの映画。本来は反戦歌であるのでストーリーとの関係も考えてみたくなります。戦争を続ける絶対悪を動物虐待を続けるチンピラたちと比較しても、テーマがこじんまりとしてしまってる。それでも外国人に対する偏見を取り去るとか、困ってる人を助けよう・・・などといったエピソードはよかったかも。
悪くないけど気になる点が多すぎ
あの、女性は死ななくても良かったと思うんだけどなー
あと、DQNの一人が地元でバイトしてるって変じゃない?
動物殺しの犯人がノウノウと暮らせるほど日本は他人に無関心じゃないぞ。
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