劇場公開日 2007年1月20日

それでもボクはやってないのレビュー・感想・評価

全60件中、21~40件目を表示

3.5冤罪という罪

2019年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

難しい

タイトルで落ちてます。
だから結論どうこうより、課程が大事な作品。
被告側の無実の証明の大変さ、
それに加担する弁護士の大変さ、
被告に無実を告げる裁判官の大変さ、
痴漢事件を処理する警察の大変さ。
みんな大変で言い分はあるけど、
寄せ集めるとこうなっちゃう、という問題提起。

説明台詞は多いが、
専門的な知識とか説明無いと分からない場面も多く、
司法制度の啓発ビデオを見てる気分だった。
でも役者は良い仕事してます。
加瀬の普通っぽさ、山本の友情に厚い感じ、
役所の頼れる感じ、小日向のむかつき具合。
さすが周防監督。
でもちょっと長い。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
クリストフ

3.5実話を元にしたものすごくイライラする映画

2019年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

まず映画自体の不満として、まじで聞こえない(邦画によくあるボッソボソボイス)
それで急に叫んだりするもんだから本当やめてほしいよ、視聴者を難聴にしたいの?

この映画は西武新宿線痴漢冤罪事件を再現した映画です。
実際に起こった出来事で、逮捕されてから2年後に無罪が下されました。

日本の警察の取り調べ、司法の適当さをよく表現しています。
映画的な面白さがあるかと言えば全然おもしろくないです。
冤罪に関しての教育ビデオとして見ていました。
演技はかなり自然でした、見ていて冷めるような事は無かったです。
みていて心の底からイライラして裁判官と警察をぶっ○したくなるのは良い映画の証拠ではないでしょうか。メンツを気にする警察共、無罪を主張する主人公の焦燥感、もどかしさに喘ぐ弁護士や取り巻き等など、現実感を相当重視していたんだろうなと思います。

私は男です、この映画の題材は他人事ではなく私もこのような事になるリスクがあります。
勿論、痴漢は断じて許される行為ではなく犯人を特定した際、女性は私人逮捕を実行するべきだと思います。
その事件が嘘か真が立証するのは検察です。
これを書いている2019年も検察は腐っていて母子を殺害した飯塚幸三は逮捕もされず事故や万引きをした警察官は注意で終わっています。今年の出来事ではありませんが取り調べの恫喝もありました。
この映画は日本の腐った警察へのプロパガンダとして語り継ぐべき必要のある映画です。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
こんにちは

4.0真実への哲学

2019年8月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:4.3
エンターテイナーの周防監督がとてもわかりやすく、映画作品として強いメッセージを伝えてくれている。
痴漢の加害者の実状と冤罪だけではなく、「真実とは」という哲学をも投げ掛けている。裁判所はもちろん、神ですら真実はわからない。唯一わかるのは自分だけだと。
それを周りに認知させたいと思うのは、自身への意義と、人間としての傲慢さが必要だと、見ていて感じた。
裁判は自分自身が生きる上で決めた哲学と、意義との格闘だ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
カメ

4.5イライラする

2019年5月25日
iPhoneアプリから投稿

2時間弱という長編映画でしたが全く飽きずにのめり込んで観る事が出来ました
冤罪って本当怖いなと感じました
私は女なので男の人達の気持ちは分からないけど、そーゆー場面での男の人達の肩身の狭さ、弱さが伝わり何だかなぁと思います
警察官も裁判官も駅員も傍聴マニアもみんなみんなイライラする!!!被害者の女子高生にもイライラしました....
よく分からない、覚えてないって本当にずるい言葉

あーむかつく!!!でもこれがリアルなんだろうね

コメントする (0件)
共感した! 2件)
わんわん

4.0くっそイライラした。警官に

sさん
2018年12月14日
iPhoneアプリから投稿

くっそイライラした。警官に

コメントする (0件)
共感した! 0件)
s

0.5最低

2018年9月11日
iPhoneアプリから投稿

見る価値もない
時間の無駄
あー、気分悪い

コメントする (0件)
共感した! 0件)
AXb0zG2doILoQH4

3.5救われない裁判がシリアスでリアル。 痴漢の取り調べがあんなに酷いの...

2017年11月20日
iPhoneアプリから投稿

救われない裁判がシリアスでリアル。
痴漢の取り調べがあんなに酷いのかは知る由もないけれど、裁判になればもうどう頑張っても有罪という現実は恐ろしい。

風向きが良くなったかと思えば判事が変わって絶望のくだりは胸が苦しくなる。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
collectible

3.0私は加瀬亮さんが好きでこの映画を見ましたが、とても考えさせられる映...

2017年10月23日
iPhoneアプリから投稿

私は加瀬亮さんが好きでこの映画を見ましたが、とても考えさせられる映画でした。
冤罪を晴らすことがこんなに大変なことなんだ、と初めて知りました。
やっていないことをやっていないと証明することがいかに難しいか、冤罪をかけられた側の視点で描かれているからこういう風に思えるけど、被害者側の視点から描かれていたらまた違っているんだろうなと思います。
だからこそこの手の映画には意味があると思います。
終始淡々とストーリーが進んでいく感じがリアリティを演出していてとてもよかったと思います。

私はこの映画を二回観ました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
プリマベーラ

3.0法廷で明かされるのは、決して事実とは限らない。 紙面でしか明かされ...

2017年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

法廷で明かされるのは、決して事実とは限らない。

紙面でしか明かされないところにこういう類の裁判は困難だということがよく分かった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
キッスィ

4.0怖いねぇ

2017年6月8日
Androidアプリから投稿

痴漢冤罪を晴らすことの大変さがよく分かりました。
実態として警察や検事の高圧的、決めつけ的な取り調べ、本当なんですかね?
本当だとしたらやばいですねぇ。。

とはいえ、裁判のシーンは意外とフラットな視点だったように思いました。

つまり、裁判官、検事側をそれほど悪として描いていない、というか、例えば瀬戸明日香が決め付けたような尋問に怒っているのを役所広司が「裁判官も悪意を持っている訳ではない」などと窘める的ところや、担当裁判官の弁解?など、一理ある、というより何も間違っていない、と思いました。

裁判所は正しいことを正しいと認めてくれるところではなく、集まった資料から論理的に有罪、無罪を判断するところ、他人が言っている事が真実か嘘か超能力者でもない限りわからない以上、至極当たり前の事だと思います。

客観的な立場からすれば加瀬亮がやってるかやってないかもグレーですよね。
最後のセリフのとおり。本人しか絶対にわからない。
心情描写が入るのでやってない設定なんでしょうが、もしこの映画が被害者側の視点で描かれており、自殺でもしちゃったりして、最後に加瀬亮がニヤリとし日には全く同じ証拠でもまた印象変わっちゃいますよね(笑)

記憶なんて曖昧なものだし、尋問で真実が必ずしも分かる理由でもないですが、少なくとも客観的に、どちらが論理的な整合性、根拠があるか、つまりどちらが嘘を言っているか(可能性があるか)を見極めようしようとしているだけに見えます。

どの立場の人間も何かを決める時は主観、いわゆる心情が入ると思いますが、少しでもそれを排除するよう務める、しかなく、それで判断した結果が合ってるか間違ってるか、は証拠の有無と個々の判事のスキルに拠るのは仕方ない。

もちろん当事者になった場合、冤罪にでもされたら殺してやる!ぐらいに思うし、スキル不足はダメですが、それとシステム自体に対する評価は別に考えるべきだと思います。

(この映画の場合、判決の理由について「被疑者の言動に信用がない点が多々ある」みたいな事についてそれが何かが説明されていない為なぜ有罪なのか納得できませんがそこが問題提起の部分ではないのだろうと思います。)

むしろ、瀬戸明日香のような感情、印象で行動、決断する人間が冤罪を作る可能性の方が圧倒的に高いでしょうね。。

ということが前提(裁判所の基本的なシステムは当たり前の事)として、問題は、

決断に十分な根拠がない場合、「有罪」としているのか?

取り調べ内容を調書に記載するかどうかが警察の胸先三寸なのか?

無罪とすると問題がある、というようバイアスが判決に影響するのか?

などが事実ならば怖い事だと思います。

せめて痴漢と間違えられないように気をつけようと思いました。

あと、役者さん、特に加瀬亮さん、役所広司さん、それから前半な判事さんが良かったです。

割と淡々とした映画をとても楽しく見られたのは役者さんたちの演技がとても素晴らしかったからだと思います。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
骨

5.0満員電車の恐怖

2017年5月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

満員電車への乗車に恐怖を感じる。被害者の主張が優先される痴漢。これでは冤罪が罷り通るのでは。公開当時もかなり話題になっていたと思うが、色々な問題を浮き彫りにする問題作だ。
最後の判決には納得がいかない。否認していることが、反省をしていないと置き換えられるなんてつら過ぎる。このラストを観れば、通勤電車を利用する男性は、誰もが恐怖を感じるだろう。痴漢の冤罪、身の潔白を証明するのは難しいことを十二分に理解出来た。
それにしても鈴木蘭々がとても懐かしい。彼女は今何をしているのだろう。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
321

4.0加瀬亮の演技が絶妙。最初に示談を勧められた時の「やってないんだ…」...

2017年1月11日
iPhoneアプリから投稿

加瀬亮の演技が絶妙。最初に示談を勧められた時の「やってないんだ…」は巻き戻してもう一度見た。
淡々と話が進んでいくから観やすい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
セレナ

4.0なるほど…

2016年10月16日
iPhoneアプリから投稿

痴漢冤罪。
怖いですよね。
自分だったら闘えないと思いました…

少しばかり教育系のビデオのような簡潔な雰囲気がありましたが、良かったです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
@crimson_1216

3.0痴漢冤罪ってこわいなあ…

2016年9月6日
Androidアプリから投稿

勇気を出して痴漢を捕まえたとしても、それが果たして正しいのか、無罪の人を貶めることになってしまわないか…。いやはや、怖いですね。
日本の裁判を取り巻く実体や、人間の記憶の脆さなど、リアルで、もどかしくて、腹立たしくて…。
判決までの流れを細かく描写していて長いけど、飽きずに観られました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ちか

4.0真実はどこにあるのか考えさせられる

2016年8月12日
PCから投稿

泣ける

怖い

知的

世の中っていうのは、理不尽なものだ。

自分の利益のため、自分に有利な発言と態度をとる人。
それと対照的に
不器用なまでに、真実は必ず明らかになると信じる人。

法廷のシーンは、何が凄いのか具体的な表現はできないが独特の緊張感がリアルで、加瀬亮さんが最後言葉に詰まりながら文章を読むシーンは圧巻。

法廷とはどういう場所なのか、最後に語られる言葉に気づかされ、
それは今や法廷だけではなく、インターネット、SNSやマスメディア等においても同様の事が言えると思う。
これは決して他人事ではない。

社会がもっと良くなりますように。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
カクミス

2.0あるのは絶望感だけ。

2016年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

やってないやってないよやってないのに
観終わった後はなんだかとても悔しくて
決していい気持ちにはなれませんでした
暗くて重くて感動も奇跡も無い。
あるのは絶望感だけ。
誰の身にも起こりうる
現代の社会的問題がテーマらしいので
もし冤罪で訴えられたら
参考に観るのがいいんじゃないですか

コメントする (0件)
共感した! 0件)
うえあおい

3.0無罪の証明、その難しさ

2016年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

有罪の証拠よりも、無罪の証拠を探すほうが難しい。
真実を証明することの難しさや、いかに取り調べと裁判に労力を使うかが、よくわかった。

法廷ドラマは会話劇寄りなので、退屈しがちなイメージだが、むしろ面白くて集中できるものが多い。
この作品もそうで、淡々と進むわりには目が離せなかった。

痴漢と言う犯罪。
実際、男性から「痴漢と間違われないようにこっちのほうが必死だよ」という言葉をとてもよく聞く。
勘違いされても困るし、わざと仕組んで金を巻き上げる女もいるので、男性側のほうが身を守るのに必死だということだ。

特に夏は、肌を露出した女性も増える。
満員電車では手が当たらないように気をつけても、鞄を持つ手は偶然当たってしまったり、体は密着してしまったり。

女性側も、もう少し色々と気をつけるべきだと思う。
もちろん本当に痴漢の場合、痴漢をする人が悪いし、グループで女性を囲んで痴漢するなどの卑劣な犯人らもいるわけだが。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Arco

3.5役所のセリフが唯一の救い

2016年5月3日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

主人公の人生、周りの人間までも人生を狂わされる。そんな刑事裁判で免罪は絶対に許されないことだなと改めて思わされる作品でした。恐ろしい世界です。

この映画を観て小日向が嫌いな俳優になりました(笑)

コメントする (0件)
共感した! 1件)
にゃんた

3.0I Just Didn't Do It

2015年10月18日
iPhoneアプリから投稿

痴漢容疑で起訴された無罪の男が控訴する話。えん罪は怖い。無実を証明することの困難さが分かる。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
piroron8

4.0もっと求む法廷系ドラマ

2015年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

満員電車で急に痴漢の容疑をかけられ、無罪の言い分を貫き続け公判へ持ち込み、最後に判決が出るまでの話。逮捕の際の事情聴取のやり方や法廷でのやりとり、立証判定の仕組みなどを細かく描く。

私は法廷ドラマが大好きで、米国のTVドラマや映画はかなり観ている方だ。なぜなら、裁判というのは哲学的要素を多く含み、人間・社会としての成り方、正義とは何か、公平とは何か、そういうものを深く問う分野だからだ。なのでこの日本のこの映画を観て、驚いた。本当にこんな事が有り得るのか?日本の裁判所は何をやっているのだ?私が観るものはドラマであってフィクションなのは承知だが、多少真実を元に書かれているわけで、もしこれが真実を語るものなら大問題だと思う。

間違えてはならないのは、だから痴漢を摘発する時には気をつけようとか、痴漢に間違えられては大変だとか、その程度の話ではないということ。弁護士が正しい、検事が間違ってるとかそういう話でも決してない。あるのは、劇中でも少し出てきたが「公平とは何か」「『無罪』とは何か」だ。「疑わしきは無罪」だ。アメリカドラマではどこまでも黒い灰色でも、無罪になる悪人の話はよくある。それが人間性を守るが為のシステムなのだ。それでは被害者が浮かばれない、という意見も最もだが、そこで更に突っ込んで考えなければならないもの、人間は常に不安定であるものだとか、真理とは何か、そして裁くという責任の重さを考慮しなくてはならない。

もっともっと日本の裁判もののドラマを観たいし、増えればいいのにと思う。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
kalichan88