劇場公開日 2007年1月20日

「実話を元にしたものすごくイライラする映画」それでもボクはやってない こんにちはさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5実話を元にしたものすごくイライラする映画

2019年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

まず映画自体の不満として、まじで聞こえない(邦画によくあるボッソボソボイス)
それで急に叫んだりするもんだから本当やめてほしいよ、視聴者を難聴にしたいの?

この映画は西武新宿線痴漢冤罪事件を再現した映画です。
実際に起こった出来事で、逮捕されてから2年後に無罪が下されました。

日本の警察の取り調べ、司法の適当さをよく表現しています。
映画的な面白さがあるかと言えば全然おもしろくないです。
冤罪に関しての教育ビデオとして見ていました。
演技はかなり自然でした、見ていて冷めるような事は無かったです。
みていて心の底からイライラして裁判官と警察をぶっ○したくなるのは良い映画の証拠ではないでしょうか。メンツを気にする警察共、無罪を主張する主人公の焦燥感、もどかしさに喘ぐ弁護士や取り巻き等など、現実感を相当重視していたんだろうなと思います。

私は男です、この映画の題材は他人事ではなく私もこのような事になるリスクがあります。
勿論、痴漢は断じて許される行為ではなく犯人を特定した際、女性は私人逮捕を実行するべきだと思います。
その事件が嘘か真が立証するのは検察です。
これを書いている2019年も検察は腐っていて母子を殺害した飯塚幸三は逮捕もされず事故や万引きをした警察官は注意で終わっています。今年の出来事ではありませんが取り調べの恫喝もありました。
この映画は日本の腐った警察へのプロパガンダとして語り継ぐべき必要のある映画です。

こんにちは