劇場公開日 2001年7月20日

「みんなのトンネルの向こうは?」千と千尋の神隠し りきまるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5みんなのトンネルの向こうは?

2020年7月30日
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楽しい

幸せ

私は今年で20歳になる。
1歳の時に公開された千と千尋は幼い時から何回も何回も見た。それが今年スクリーンで見ることが出来たのは一生の思い出になると思う。

誰かに連れられて、恐る恐る入ったトンネル。
連れられた先でその誰かはいなくなってしまう。
不思議な世界に不思議な生き物。向けられる冷たい視線

何ひとつも 自分では決められない。
でも大切な仲間や応援してくれる人に支えられ、自分のやりたいこと、本当に大切なものに気づき自分の意思で動く千尋。

トンネルを出る千尋の顔は入る時の千尋とはまるで別人。

命の大切さだけじゃない、仲間の大切さ、思うことの大切さ、親の大切さ、信じることの大切さ、他にもたくさんの大切なものを教えてくれる。

大切な思い出は忘れることは無い。ただ、思い出せなくなっているだけで、心の中には必ずある。

みんなのトンネルの向こうには何があるだろう、辛いかな、楽しいかな、不安があるけどきっと素晴らしい。

思い切って飛びこんでみようと思える作品

りきまる