劇場公開日 2001年6月9日

「【”良い家になったなあ・・。アーティストVS頑固な大工職人”けれども、良い家を建てるという想いは同じ。注文建築を立てる楽しさ、大変さを描いた作品。】」みんなのいえ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”良い家になったなあ・・。アーティストVS頑固な大工職人”けれども、良い家を建てるという想いは同じ。注文建築を立てる楽しさ、大変さを描いた作品。】

2022年11月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

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ー 今作を観たのは、若かりし頃である。
  家を建てる多変さを欧米様式に拘る欧米アーティスト(唐沢寿昭)と頑固な大工職人(田中邦衛)との対立と、徐々に真に良い家を建てたいという思いが通っていく様をコミカルに描いた作品である。-

◆感想(我が家の建築の思い出とともに・・。後、映画の感想になってません・・。)

ー 最初に敢えて記載するが、私が注文住宅を建てたのは、29歳の時である。大都会に住む方は重々承知だと思うが、家は土地の値段が2/3であり、上物は大した値段ではない。
  私は、マンションで十分だと思っていたが、家人から“庭が無ければ嫌だ!”と言われ、渋々承知した。結論から言うと、庭付き一戸建てにして、良かったと思っている。
  何故なら、春夏秋冬、家人は庭で野菜やハーブを育て、美味い料理を供してくれるからである。
  【但し、35年ローンである。色んな書類に判を押しているうちに、気持ち悪くなってしまった事は今でも覚えている。】ー

■家の間取り問題の数々

 ・今作でも描かれているが、私は6畳で良いから畳の部屋が欲しかった。で、設計士と相談し作った。ついでに、掘りごたつも作ったが一度も使わず・・。痛恨の極みである。頑固な大工職人を得んじた田中邦衛さんが拘った畳の部屋であるが・・。
 どーも、我が家では機能せずに来客が有った際に使用するのみである。時代の流れであろう。

 ・私の書斎問題
 私は、蔵書が可なりあるため、8畳を要求したが、設計士から軽く却下された。ついでに言われたのが、【書斎何て、昭和の発想ですよ!。】
 けれども、ここは踏ん張って作って貰った・・。家人の冷ややかな視線を背に受けながら・・。

 ・子供部屋問題
 当時、子供は一人で小さかったので、”一部屋で良いんじゃないか”と言ったが見事に、却下。夫の意見は完全目視。
 但し、子供の部屋を鍵付きの部屋にしてはイケナイとは思っていたので、そこのみ採用・・。

 ・トイレ問題
 今作でも、触れられているが、私が強く主張して、1.2Fに設置。珍しく容認。矢張りWCは二つは必要である。

 ・家の動線問題
 設計士から、子供は帰宅したら必ず、親のいる居間を通って部屋に行く方が良いとアドバイスを受け、レイアウト変更。お陰で、我が家は子供が幼い頃は走り回る事が出来るようになっている。

 ・台所問題
 家人が、居間を向いて料理したいと提案。で、食卓と台所を繋いで熱々を提供出来るように設計。これは、大正解。

 ・縁側問題
 私は濡れ縁は欲しかったので、提案したが、これもアッサリと却下。

<マア、何が言いたいかと言うと、家とは男の求めるモノではなく、家族”みんなのいえ”が如何に快適に過ごせるかを、設計時に良く考える事が大切なんだよなあ、という事である。
 それにしても、繰り上げ返済をしてきたが、完済までまだまだである。
 結局、男は黙って金を稼ぎ、ローンを粛々と返済するのみなのである。
 けれども、それが男の家族の為にすべきことは分かっている。故に厳しき日々を送るのである。

 今作は、そんな一軒の家を作るために奮闘する人々の姿をコミカルに描いた作品である。
 初見時には、まさか自分が主人公みたいな経験をするとは思わなかったなあ・・。>

NOBU