劇場公開日 1953年12月12日

「傷害保険の魔力」深夜の告白 重さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0傷害保険の魔力

2021年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

フレッドマクマレイ扮するパシフィック保険営業のウォルターネフが殺人の告白をするシーンから始まる。保険の更新をしようと立ち寄った顧客のところで、ご主人が不在のところバーバラスタンウィック扮するフィリス奧さんに更新の案内をしたら傷害保険を聞かれた。同僚のキースは不正請求にならないよう気を付けていた。フィリスに有頂天になったウォルターは、夫に内緒で死亡時に5万ドルが倍額出る保険の話をした。でもウォルターはいきなり殺したいのかとも言った。
男は皆スケベだが、独身のウォルターは美人妻を何とかしたいと思ったんだろうな。さらには夫を殺したい妻の信念を感じ取ったのかな。共通の目標を持ったふたりは実行するために夢中になり、ふたりの絆は深くなる。愚かにもアリバイ作りにも必死で努力する。ここまで危険を犯すのは、やはりバレなければ保険金殺人が如何にうまいかと言う事なんだろうね。なかなか面白かったよ。

重