劇場公開日 1987年1月15日

「自分自身が、そして見知った人が変わってゆく恐ろしさ」ザ・フライ ezioさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5自分自身が、そして見知った人が変わってゆく恐ろしさ

2023年5月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

悲しい

怖い

昔観たけどあんまり覚えて無かったので見返したシリーズ

美術や当時のPC等色々と古臭い部分もあるがそれらを全く気にさせない程のテーマの普遍性
精神的にも肉体的にも変化し、それは自己認識にも影響して文字通り"人が変わってしまう"様子は非常に心揺さぶられる
一瞬も飽きることなく無駄のない恐ろしく、悲しい映画
主人公がハエに変わってしまってからの行動には笑ってしまう場面もあったがコメディではなく、主人公がアイデンティティを護るための必死のもがきにも捉えられて切なさが増すものだった

ezio