劇場公開日 1983年2月11日

サン★ロレンツォの夜のレビュー・感想・評価

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3.0イタリア戦線

2021年7月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2021年7月3日
映画 #サン・ロレンツォの夜 (1982年伊)鑑賞

タヴィアーニ兄弟の作品は苦手だと改めて認識した作品
上手いのか下手なのか分からない

第二次大戦後、イタリアでは内線状態になっていたことは知りませんでした。同じ村の人間が殺し合うなんて悲劇以外の何ものでもありませんね。

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とし

4.0幻想と虚無

2019年8月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

特徴的な映像と音楽に辟易してしまうところがあって、正直、忍耐を要した。
同様の辛さを感じた「パードレ・パドローネ」を思い出して、途中断念も考えたが、不思議と幻想的な映像に次第にハマっていった。
後半の非情で虚無感に充ちた盛り上がりには相当魅せられた。

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SH

4.0ドリーミーな戦争の記憶、口承

2018年5月17日
Androidアプリから投稿

隣人同士が殺し合うというなんとも残酷な監督自身の実体験を、少女の記憶と子供への口承というバイアスをかけ、目をそむけるものではなく直視させることで、見るものの記憶にとどめておかせようとする。
タヴィアーニ兄弟の頭の良さ、策士ぶりが伺われる。
一見むちゃくちゃな戦争映画、人間ドラマにみえるが、監督の知性が溢れる作品である。

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osan

3.0ユーモラスっちゃユーモラス

2016年9月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

悲しい

第二次世界大戦終戦間際のイタリアのお話。ドイツ軍から家々を爆破すると脅されて、さてどうするか? 近くに来ているというアメリカ軍に助けを求める村民。ムッソリーニ万歳を叫ぶファシスト。単に生活を守りたいだけの市井の人々。
敵と味方の区別がつきづらい。それも当然だ。なぜなら同じ村民同士なのだから(ドイツ軍は別として)。そういうごちゃまぜの状況を、それとして説明しきれていない。よく言えば前衛的。悪く言えばわかりづらい。しかしときどきユーモラス。ときどき胸が痛くなるような悲劇。一見の価値は充分にあります。ただし一見。

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twisty