劇場公開日 2002年5月11日

「意外と重くない、前向きな作品です」突入せよ!「あさま山荘」事件 グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5意外と重くない、前向きな作品です

2010年8月31日
フィーチャーフォンから投稿

興奮

知的

1972年2月19日、実際にあった人質立てこもり事件を題材にしていますが、重苦しくない、前向きな作品です。

あさま山荘の"外"でのドラマが中心です。
警視庁から乗り込んだ佐々と、県警との確執、本庁とのやり取り。
遅々として進まない状況を、腐らず粘り強く人質解放に向かっていく10日間。

当然、緊張感あるシーンも多いけど、軽妙な会話やエピソードも。脱力系の笑いもしばしばでした。

現実に殉職者が出てしまったこと、現場の混乱もきちんと描かれていました。
当時TVで見守っていた私達(子供だったけど、全ch中継だった記憶が…)の想像以上の困難を垣間見れました。

佐々淳行を演じた役所広司はじめ、キャスティングが豪華でピッタリでした。
かの"鉄球"職人、椎名桔平です。

グッドラック