突入せよ!「あさま山荘」事件

劇場公開日:

解説

ベストセラー・ドキュメンタリー「連合赤軍『あさま山荘』事件」(文芸春秋刊)を原作に「金融腐食列島 呪縛」の監督・原田眞人、主演・役所広司コンビで映画化。1972年2月19日、連合赤軍の兵士たちが、軽井沢の別荘、あさま山荘に管理人の妻を人質にして籠城。爆発処理のための欧米派遣から帰国したばかりの警察庁警備局付監査官、佐々は、この事件の指揮を命じられる。が、その攻防戦は、以後10日間に渡る長さに及ぶ。

2002年製作/133分/日本
配給:東映
劇場公開日:2002年5月11日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第26回 日本アカデミー賞(2003年)

ノミネート

作品賞  
監督賞 原田眞人
脚本賞 原田眞人
主演男優賞 役所広司
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映画評論

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映画レビュー

3.5あさま山荘突入

2023年8月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

上層部の現場との指令•連絡の行き違いがありゴタゴタした中何ためらうことなく突入して行く機動隊の方々に頭が下がります。そんな必死な様子がよく描かれていました。

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共感した! 7件)
りか

3.51970年代の「連合赤軍」の起こした一連の事件は、何だったのだろう!

2023年5月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

前から観たいと思っていました。
録画してあったのを観ました。

この映画を観ただけでは、連合赤軍のことは殆ど分からないです。
事実に即している、
だから殆どドキュメンタリー映画です。
犯人の姿も肉声も全く聞けない。
犯人は、壁に開けた穴から機関銃の先っぽを出して、
時々発砲する。
殺された機動隊長さんは完璧に狙い撃ちされた。

あさま山荘事件は1972年2月29日から10日間犯人たちが山荘に
籠城して、警察もマスコミも国民も我慢の限界で、
10日後にようやく犯人逮捕され人質は無事生還する。
3名死亡(警官2名、民間人1名)
負傷者27名。

この映画は当時この事件を指揮した警視庁の佐々淳行さんの著書
『連合赤軍「あさま山荘事件」』を原作にして、それを忠実に
再現している。
映画はストーリーの進み具合が遅く、突入までが長くて、
かなりイライラする。
犯人側が、ときたま銃撃する以外に反応がなくて、描写が警察側だけ。
よって面白味にも欠けます。

連合赤軍は当時、警察に追い詰められて、山岳地帯で内ゲバに暮れて、
「総括」の名の下に12名を殺害、逃走した永田洋子他は東京で
逮捕されている。
残ったこの事件の主犯格・坂口弘他4名は、銀行強盗と銃砲店銃撃で、
資金と武器を確保。
逃走の途中道に迷い「あさま山荘」に籠城する。

《連合赤軍が起こした事件》
よど号ハイジャック事件
1970年3月31日~4月3日。
(犯人は北朝鮮に亡命)

岡本公三・テルアビブ空港(イスラエル)乱射事件。
1977年5月30日。
(死者26名)

この時代、テロ組織と言っても過言でない「連合赤軍」のテロ行為。
なぜ易々と成すことが可能だったのか。
政府の弱腰もあるが世界的な風潮でもあった。

国家に途轍もない損害を与え、最高幹部の重信房子は、逮捕服役して、
今は満期で自由の身となっている。
あさま山荘事件の犯人も死刑囚ながら生存している。
岡本公三でさえイスラエルで英雄扱いされており存命。

どのような組織・シンジケートでこのような事件が可能だったのか?
真相は未だに闇の中。

そんな時代だった・・・
そういう言葉で片付けられない遺恨を残している。

他にも、
ダッカ日航機ハイジャック事件。
1977年9月28日。
(身代金600万ドルと日本赤軍メンバーの釈放)
この事件の余波として、バングラデシュ軍のクーデターが起きた。

佐々役の役所広司が格好いい、

こんな事件が1970年代に起こった記録として貴重な資料です。

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琥珀糖

3.5立ち向かった者たちの等身大の姿

2023年4月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

コメディタッチで描いているので見やすい作品。
加えて印象に残るのは犯人側の弾薬の多さ。なくなる様子がない。

基本にあるのは警視庁と長野県警の対立。最後まで一体になることはない。
それに指揮系統の混乱。

役所広司の役以外が有能にみえない…
あの有名な鉄球の案、突然出てきたけれどこのアイデアが出てくる過程などもう少し見たかったかも。

後藤田長官役の藤田まことがさすがの存在感で良かった。

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共感した! 4件)
カメレオン

4.5トータルの評価が低いのには驚かされる。

2022年10月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

この作品は想像以上に面白い。驚くべく俳優陣にそれを凌駕する演出力に舌を巻く。タイトルから受ける印象を遥かに超えたエンターテーメント性はドキュメンタリックと言うよりドラマティックな作りに起因している。無条件にお薦めです。さらに🎦実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)とセットで見れたらなおよく、見る順番は本作品をあとの方がより楽しめると言う事だけは進言しておきたい。天海祐希が利いてる‥・・💖

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共感した! 2件)
mark108hello
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