劇場公開日 2002年6月29日

「誰もが経験して、経験しなかった高校三年生。夏。」青い春 ezioさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0誰もが経験して、経験しなかった高校三年生。夏。

2023年6月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

多くのBGMやエンディングテーマで使用されているthee michell gun elephantが好きで、原作を読んで、観たい観たいと思いながらやっと鑑賞

俳優各々に若いなぁ〜と思うのは皆そうだと思うので置いておいて。

何かを成そうと思いながら、遠そうですぐそこに迫った将来を手探りで考え、悩みながら暴力や目の前のスリルに感情をぶつける毎日。男子校でいわゆる不良達のある"非"日常がテーマではあるが、その苦悩や絶望に共感し、そこに青春性を見出すことが出来る人は多いのではないだろうか。
主人公である九條の表情は虚ろで、どこか純粋で。最後には突き動かされる感情には音楽も相まって感動した。
幸せは求めていて、それは自覚している。それでも破滅的に行動してしまうのは幼なさではなく純粋が故なのかなと思った。

ezio