劇場公開日 1984年12月2日

「お気楽な名作」ゴーストバスターズ(1984) スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5お気楽な名作

2015年12月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

何となく子供の頃にマシュマロ・マンのTシャツ(トレーナーだったかも)を着ていた記憶はあるのですが、よくよく考えたら映画本編をちゃんと見た記憶はなかったので見てみたら、予想以上にユルくてビックリも、名作と呼ばれる映画にしては珍しく肩の力を抜いて見れるお気楽な作風が思いのほか心地良く、何だかんだで見入ってしまいました。
テンション上がる聴き慣れたあのテーマソングに乗せられて楽しめた部分もありましたね。
名作の陰に名曲ありかな。

しかしこんなお気楽なお化け退治物も、そうそうないような。
まるで蜂の巣かシロアリでも駆除するようなゴーストバスターズのビジュアルがまた何とも・・・。
そもそも何でこんなにゴーストが出現する世の中なんだっけ?的な曖昧さも、この映画なら許される気がしました(笑)
冷静に考えれば、この騒動はやっぱりお化けよりもゴーストバスターズに問題があったと思えてしまうようなハチャメチャさがかなりツボでしたよ。

あと時代が成せた業なのか、今のようなVFX技術はない時代だったこともあって、ゴーストが見た目的怖い要素0なところも、たくさんの方に愛された理由だったのかなと思いましたね。
最後の最後で登場のユルキャラ的マシュマロ・マンなんてまさにその典型、そして今見ると逆に斬新、こんなラスボス考えた方に賞賛の拍手を送りたいです。

バスターズの面々も皆いい味出してましたね、終盤に加入した4人目のキャラが薄すぎたのはやや勿体無かったですが、ボケ担当のホンワカキャラなダン・エイクロイドと、エロオヤジぶり全快なビル・マーレイのチャラけキャラは本当に最高、ハロルド・ライミスの堅物ぶりも2人の間を取り持ついい中和キャラでした。
秘書の女性も何気にヒロインを凌ぐ存在感でしたね。
逆にヒロインのシガニー・ウィーバーには違和感、どうしても「エイリアン」シリーズのイメージがあるので、いい女キャラなのは何だか・・・彼女ならゴーストぐらい余裕で退治できるはずですから(笑)

スペランカー