劇場公開日 2005年5月7日

「ボサノヴァ風にカバーされたデヴィッド・ボウイの楽曲が最高」ライフ・アクアティック ダース平太さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ボサノヴァ風にカバーされたデヴィッド・ボウイの楽曲が最高

2009年2月10日

笑える

知的

幸せ

ウェス・アンダーソン作品は、前作「ロイヤル・テネンバウムズ」が結構好きな作品だったので、今回もそれなりに期待はしていたのだが……今回は、映画を観る時に、ストーリー(脚本)を重要視するタイプの人にとっては辛い作品だと思う。

 笑えるシーンも多々あるが、それもあくまで点であって、最終的に“線”になっていないのが何よりも残念でした。でも役者陣が豪華だし、美術や衣装は凝っているので、見応えはそこそこあると思います。

 なお本作の白眉は、デビッド・ボウイの「スター・マン」や「ジギー・スターダスト」をボサノヴァ風にカバーした音楽。ストーリー展開ともよく合っていて最高です。

ダース平太