劇場公開日 2002年8月2日

「アルフレッド・モリーナ」フリーダ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0アルフレッド・モリーナ

2019年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 背中から金属アームを出してくるのかと勘違いしてしまったアルフレッド・モリナ。こんなにモテる役どころでいいのかという疑問はさておいて・・・いい演技してますなぁ。

 前半までは普通の伝記もの映画という雰囲気だったのですが、結婚してNYに渡りディエゴがロックフェラーの壁画を描き始めた頃から映像マジックが凄まじかった。絵と現実の境目が徐々に無くなり、どんどんフリーダの視線からの描写が多くなる。ディエゴがキングコングになった夢が引き金となったのかなぁ。彼の主義はロックフェラー(エドワード・ノートン)をも凌駕するほど熱く、フリーダの芸術性も益々開花する流れ。。。

 トロツキー(ラッシュ)が登場してからは、さほど観るべきところもなくなったが、ラストでは感動して涙が流れてしまった・・・うまいなぁ、この演出は。でも、個人的にはサルマ・ハエックの脇毛と一本に繋がる眉毛がお気に入りだったりする。

 ほか、アシュレイ・ジャッド、アントニオ・バンデラス出演。

kossy