劇場公開日 2021年12月10日

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「【”人生は不条理に満ちている。それでも、彼女は想像の中で踊る。息子の眼が治る事を信じつつ・・。そして、魂魄とともに、息子と過ごす事を信じつつ・・。ビョークの表現者としての凄さを再認識した作品である。】」ダンサー・イン・ザ・ダーク NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【”人生は不条理に満ちている。それでも、彼女は想像の中で踊る。息子の眼が治る事を信じつつ・・。そして、魂魄とともに、息子と過ごす事を信じつつ・・。ビョークの表現者としての凄さを再認識した作品である。】

2021年12月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

ー ビョークは、シュガー・キューブス時代から聴いているが、今作は敢えての未鑑賞だった。
 (彼女独自の音楽で、十二分に満足していた・・。)

 だが、今回4Kレストアリマスター版で劇場上映すると知り、急遽、鑑賞。
 そして、ビョークの表現者としての凄さを再認識した作品である。>

◆感想<Caution ! 内容にやや触れています。>

 ・ビョーク演じるセルマと共に、プレス工場で働くキャシー(カトリーヌ・ドヌーブ)、セルマに恋心を持つジェフを始めとする仲間達は、皆、遺伝で目の悪い彼女に優しい。
 それは、きっと、彼女が女手一つで、同じく目が悪い息子ジーンのために、頑張って働く姿と、彼女の人柄に惹かれていたからであろうと推察。

 ・そんな彼女に、思いがけない偶発的な事件が降りかかるが、彼女は運命を受け入れる事で、息子の手術が上手く行くかのように、不条理な運命を受け入れる・・。
 失明した彼女の言葉
 ”もう、見るモノは何もない・・。”

 ・絞首台への107歩を、2ステップで女性看守と歩くシーンは、観ていてキツイ。
 が、彼女はそんな中でも、想像の中で、あの独特の美声で歌を歌う。
 ”愛するジーン。私は独りぼっちじゃない・・。”

<不条理極まりない物語であるが、セルマの息子ジーンを想う気持ちと、セルマの友人達の姿
ー 特に、ラスト、セルマの元に駆け寄り、ジーンの手術が成功したとキャシーが伝えるシーン ー には、グッと来てしまった作品。
 そして、随所で流れるビョークの歌声に合わせたミュージカルシーンと、彼女のダンスする姿、歌声に痺れた作品でもある。>

NOBU
talismanさんのコメント
2021年12月19日

NOBUさん、これはフィクションですよね。でもこのフィクションを超えた酷いことが山ほど今の世界でなされてることをわたしは思います。だからこの作品は「いい」とあえて私は言います。辛いですが。

talisman
きりんさんのコメント
2021年12月19日

NOBU さんもご覧になったのですね。
封切り時にこれを観た僕は やられてしまって、かなりの日を経てもあのようなレビューを書くことが精一杯だったように覚えています。
刑を見届けるキャシーの、セルマへのリスペクトにも圧倒されてしまって。

きりん
talismanさんのコメント
2021年12月19日

NOBUさん、コメントありがとうございます。ビョークのこと知らなかっのでNOBUさんとは全く出発点が異なりますね。日本ではまだ死刑があってそれを見ることが多分できないんですよね、原告の人達。どうなんだろうと思います。知らないところで死刑、でなくて、見る、それをしなくてはと思います。私は死刑はやめてほしい立場です。でも死刑賛成の人達はその現場をキチンと見るべきだと思います。

talisman
talismanさんのコメント
2021年12月19日

確かにキツいお話です。が、ビョークの歌声とダンスと笑顔に私も心奪われました。

talisman